書くこと、編むこと、伝えること

編集者、ダイレクター、ライター、情報発信サポーター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

体系的に総合的に、進めたいんだけどなぁ

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今年、2017年6月に、編集(実質、編集長というか、映画監督みたいな立場というか)で関わった書籍、『ドイツパン大全』。

自分が携わったものはかわいい、大変だった分、思い入れも強く、終わった今でも、ドイツパンときくとやっぱり気になります。

 

で、こんな情報が流れてきまして。

www.newsdigest.de

 

内容もですが、こういう体系的な思考回路にヨーロッパだなぁ、と思わされるのです。

 

 

私は、英語能力はケンブリッジ英検、ワインはWSETという

いずれもイギリスの機関のものを取得。

これらも非常に体系的です。

 

ケンブリッジ英検を例に出すと、

・リスニング
・ライティング
・リーディング
・グラマー(Use of Englishって呼んでいたと思う)
・スピーキング
と5つから総合的に評価。

 

もっと詳しくいうと、スピーキングの場合は、
・モノローグ
・ダイアローグ(2人で意見交換)
・ディスカッション(とまではいかないけれど、3人で会話)

となっているわけです。
ここで見られるのは同意する、反論する、それらを間投句(I reckonとかI’m afraid とかWell, let’s see とかOn the other handとか)を用いながらできるかどうかを見られます。
会話の内容そのものは重要ではありません。

(ちなみに発音は、よっぽどの場合は別ですが、さほど重要視されていません)

 

ライティングも文章が美しい、とかそういうのか評価基準ではなく、

英語能力を問うわけで、いかに時制(現在形とか、現在完了進行形とか、仮定法過去とか)を多く使えるか、

そういうのが採点基準です。

 

これらの基幹となるのが文法です。

こういうのをみっちりやり基礎体力がつくと、

この場合はこれ、という単純な言葉の置き換えではなく、

真意(その向こうにある意味)を探ろうとする姿勢に向かうようになるんですよね〜。

それが総合力であり、体系的に学ぶ強さかな、と。

 

 

私がイギリスで学んだクッカリースクールも

6人の生徒に対し1人のチューターがつく少人数制で、

公式や論理もきっちりやり、

応用で個性を出すなりアレンジすればいい、って考え方で、

コースが終わった時には料理、製菓ともひととおり基礎はカバーできる仕組みになっていて、

最後には試験もあり、いわばプロを目指すためのプレスクールみたいなところでした。

(このお料理をやりましょう、このお菓子を作りましょう、
 といったのんびりしたところでは決してなかったんです)

 

考えるのではなく従わせる、と言えばいいのか。

私が、学校や資格などで日本のやり方がそぐわないな、と感じるのは、この点、体系的でないところなんですよね〜。

いつまでたっても1+1=2ではなく、1+1を10にも20にもしたいタチなので。

 

 

ドイツのマイスター制度にしても、体系的にできているなぁ、と感じます。

ヨーロッパだから、なのかなぁ。

帝国主義だった時代、いかに大多数をまとめるか、しかも言葉や文化も違うところで、といった中で整理されて、

俯瞰で見る、体系的に捉える、全体を貫く姿勢がある、のがいちばん理解しやすいから、今も残っているのかしらん。

 

じゃあ、日本でなぜ弱いのか(少なくとも私にはこう映る)。

ricorice.hatenablog.com

 

でもふれたことと本質的には同じだし、いよいよ自分の中でなぜ?を突き詰める時期にきたようで。