書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

少し離れたところにいる人との仕事って心地いいかも

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現在進行中の仕事のひとつが、

いつもと勝手が違う方々とのプロジェクトがありまして。

近からず遠からずの業界、

なぜか私の場合、がっぷり組むのは図らずも年齢が近い人が多いなかで、

ひとまわり若い方と一緒に進めています。

 

年齢はさほど気にしないのだけれど、それでも基盤となる仕事の違いから生じるズレ、

この違いが、なんだかとってもおもしろくって新鮮!

似ている部分はあるけれど違いが浮き彫りになり、それぞれの常識のすり合わせになって、

でも近からず遠からずの業界間ゆえ、意思疎通できる分、気持ちがラクでもあります

(まったく違えば、それはそれでエキサイティングなんだけど、大変なんだよなぁ)。

 

へええ〜、こんな風にしようと考えてるんだ〜、

へええ〜、こういうやり方もあるのね〜、

ってなもんで。

 

未知の世界がある分、任せるしかなくって、適度な距離がとりやすいのかもしれない。

 

 

いったん仕事というフィールドに上がったら、年齢もキャリアもないと私は思っていて

(だからといって、ふんぞり返るとか萎縮するとかではなく、

 人としてお互いに敬意を持って接する、っていうのかな)、

意見交換をしてブラッシュアップをかけていく工程は、楽しい。

仕事としての対象物の厚みができるのと同時に、

自分の幅が広がるのが、いいな。