書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

身近に見えて、一見手が届きそうなものが、“いい”の基準なのね

f:id:ricorice:20170905002959j:plain

身近なところで、手に届きそうな(でもなかなか届かない)ものを

“いい!”って思うんだなぁ。

改めて、認識。

 

先日、18歳の女性に仕事を手伝ってもらい、

ちょっと時間があいたので、そうだ!と資料を渡して、以下のことを依頼。

「いいな、って思うものにふせん立ててくれる?」

「いいですよ。あっ、でも私、外国語ダメなんです」(渡した資料が洋書だったので)

「文章は読まなくっていいの。写真だけで、考えずにぱっと見で判断してね」

「OKです!」

 

で、ふせんを立て終わり、「なぜ、いいと思ったの?」と訊き、

その答を集約したのが、

・身近に見えて、ちょっとのばせば手が届きそうな(でもなかなか届かない)ものを“いい”と思う

ってこと。

 

あからさまに日常生活とはかけ離れた、センスもお金もふんだんにまぶしてどーだ!ってものじゃないんだね。

こういうのって憧れはあるかもしれないけれど、はなから別世界なんだなぁ。

 

 

インスタグラムで活躍しているインフルエンサーって、まさにそうだもんね。

芸能人とかじゃなくって、手の届きそうな身近なことの一歩先にいる人たちをお手本にする、ってのと同じ心理だよなぁ。

 

そんな合致に、改めて開眼した思いで、ついでに質問。

「インスタやってるの?」

「自分でも投稿してみたことあるんですけど、今はやってないです。見る方専門」

「見るのは見るんだ〜」

「いちばん頻繁にチェックして情報を入手するのって、インスタですね」

 

うん、そうかぁ!

生きた声って大事ねぇ。