書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ジンはあってもトニックウォーターはないとはこれいかに

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百貨店の低迷が言われて久しく、確かに私個人としてはほとんど足を運ばないもんなぁ。

とはいえ、仕事で行くことはちょくちょくあり、

それは何かっていうと、撮影用食材の買い出し。

割高になるけれど、見た目もよい(撮影用なので見て選んで買いたいのです)、肉も魚も野菜も果物もパンもグロッサリーもお酒も一度にほとんど揃うから。

 

なので、日常生活でもたとえばちょっと変わったスパイスとか、一般のスーパーマーケットでは売っていないだろうなぁ、ってものは百貨店の食品売り場をのぞきます。

 

先日、トニックウォーターが必要になり、スーパーマーケットで見当たらなかったので、百貨店のお酒売り場に。

ジンは売っているので、当然トニックウォーターはあるだろうと思いきや、ない。

店員さんに聞くと、当然のように、扱っていません、とのこと。

 

えっ、ジンは売っているのにトニックウォーターは売っていないの?

ジンをどうやって飲むと思ってるの?

ウォッカだってリキュールだってトニックウォーターで割ることあるのに。

 

お酒売り場はお酒だけを売るところなのかしら?

あれっ? ってことはグロッサリー売り場になるのかな?

 

グロッサリー売り場にもなく、

「○○○○(輸入食材店)さんに行けばあるんじゃないですか?」

だって。

 

 

ドライナッツやドライフルーツ、クラッカーといったつまみがないのはわかる。食品だから。

でも、アルコールじゃないけれど、割って飲むのに必要な清涼飲料水がないってどういうこと?

トニックウォーターってそんな珍しいか?

さらに言うと、仕入れ先も一緒じゃないの?

 

割高でもひととおりあるだろう、の私の認識はガラガラと音を立てて崩れ、

百貨店に行くメリットはどこに?状態。

少なくともその百貨店に用なし、との判断を下した次第。

食材に探しに行くことは、もうないでしょう。

こうやってますます百貨店から足が遠のくんだろうなぁ。

 

 

ちなみに、トニックウォーターは、あるかも、と言われた○○○○(輸入食材店)さんにちゃんとありました。