書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

久しぶりの人とチームを組むのも刺激的!

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自分が制作指揮(映画でいうと監督に該当)をとるとき、

責任も負うけれど、裁量を任され、ダイレクション&オーガナイズするのは醍醐味。

デザインを誰にお願いしようか、カメラマンさんどうしようか、といった企画に沿った(かつ、いい意味で裏切ってくれるとうれしい)適任者を考えるのもそのひとつ。

 

今かかっている書籍の仕事で、う〜ん、どうしようかな〜、と考えていて、

あっ、そうだ!と久しぶりの方に打診しました。

承諾くださり、ほっとひと安心。

 

 

いつものメンバーで気心もしれたなかでやるよさもあるのでしょうが、

どうしても馴れ合いになりがちなのが苦手。

自分も変われば人も変わる、同じ方向でいつも動いてるわけじゃないしなぁ。

 

私はそのときの内容でチーム編成を変えたいタイプ。

まず企画に適した人ってのが第一で、

新しい人と組むのは、先が読めない、イチから説明しなければいけない分、

手間がかかることも多いけれど、

自分にはなかった新鮮な感覚にふれられるのは、楽しい。

 

久しぶりの人、ってのは、また違った緊張感があります。

数年会わなかった間に、お互いに経験してきたことが違うので、

へええええ〜ってなるのも、また予測できないおもしろさです。

 

そして、そういう人が集まって、ひとつの企画に向かってチームプレイをするってのは、相乗効果も期待できるってもんで。

それぞれの確固とした個人プレイがあるのが前提だけど、その上でプロ同士がチームを組むのって、やっぱり刺激的!

これ、逆も真なり。

というのも、チームとして力を発揮できるのも指揮官の仕事で、力量が問われるわけなんだけど、私は自分が裁量を持っているときはうまくいかないわけがない、と思ってる“根拠のないおめでたさ”があるなんだなぁ(笑)。