書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

出会いも企画もどこにでもある、それと気づけば

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書籍では自分から企画を持ち込むこともあるけれど、

雑誌やウェブのパーツなどでは、

・こうしたらいいんじゃない
・こういうのもあるんじゃない

がそのまま、またはそれに端を発して具現化することもそしばしば。

 

企画って突拍子もないこと、って思いがちだけど、そうではなくって、

現状世の中にあるものに対して、

・ここが足りないなぁ
・こうしたらもっとおもしろくなるのに
に気づき、どこでどう展開するか、具体的に落とし込む、ことだと思うのよね〜。

 

 

なので、出会い同様、そんなもの、どこにでも転がっているじゃないか!

というのが私の持論です。

ricorice.exblog.jp

 

 

・ここが足りないなぁ
・こうしたらもっとおもしろくなるのに
 ↓

・こうしたらいいんじゃない
・こういうのもあるんじゃない

 

は日常生活すべてにおいて点在していて、つらつら眺めていて、そのアンテナがピンと立つ確率が高いのは、取材でのスモールトーク

撮影のセッティングの空き時間とか、店にある道具や調度品に話が及んだときとか、

一見他愛ない話をしているとき。

 

それは相手がプロだから。

すでに取材をするってことでひととおり下調べはしていて、それを確認しつつ、かつ疑問を投げかけ、さらにスモールトークとなるので、一見他愛のないことでも、実はより突っ込んだ説得力のある、プロならではの濃い話なのです。

 

そうやって次につながると、やっぱりうれしいもんで、こうやって企画って続いていくのかもねぇ。