書くこと、編むこと、伝えること

編集者、ダイレクター、ライター、情報発信サポーター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

「いちばん最初」「ダントツ1位」とどうつき合う?

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「いちばん最初」「ダントツ1位」とか、

話し言葉としてはついつい使ってしまうのですが、

これ同じ意味の重複表現、なんですよね。

 

「最初」にはすでに「いちばん」を

「ダントツ」ですでに「1位」の意味を持っているので、

「最初」「ダントツ」だけで、本来なら充分に尾見をなし得るのですが、

強調したいためか、「いちばん」とか「1位」をつけちゃうんですね。

 

話し言葉としては、すっかり定着した感があり、

逆に「最初」「ダントツ」だけだと、なんだか物足りなさも。

言葉は時代によって変わるので、まあ、そんなもんかな、と思っています

(目くじら立てる必要はあるまい)。

 

ただ、書き言葉となると、この重複表現、違和感があるんですよね、私。

なので、「最初」「ダントツ」だけで使うように気をつけているのですが、

先日、某雑誌で「いちばん最初」という表現を見て、

ついに書き言葉にも登場したか!と複雑な気持ちに。

 

その雑誌、部数も多く、認知度も高いでしょうから、

世に出る前に、何人ものスタッフの方の目をくぐってきたはずなのに、

いや校正漏れはどんなにがんばっても起こりえることではあるのだけれど、

書き手をはじめ、誰も気づかなかった、ってことは、

それだけ一般化している表れなんだろうなぁ。

 

私自身は、話すのはともかく、書くときはまだ違和感があるのですが、

そのうち、「最初」「ダントツ」だけで使うと、

逆に「いちばん最初」「ダントツ1位」と修正が入るようになるのかもしれないねぇ。