書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

飲み物は水でいい。水がいい。水もいい。

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飲食店で飲み物の注文を訊かれて、

「水でいいです」

と答えるのは、いかがなものか、

・常識がない、

・マナー違反

・周りの大人は何を教えているのか
といって声がきかれます。

飲食店側の言い分は痛いほど分かるんですよ。その理由はおもにこれ。
・利益が出ない(特にドリンクメインの居酒屋やカフェ)

 

 

でもね、これってあくまで飲食店側の利益構造に基づくものでしょ。

私は、売れているもの、目立ってきたもの、

が正しい!と思っていて、

それはつまり、
・時代は変わる
ってことなんです。

事実、常識もマナーも時代によって変わるわけだし。

既成概念を、店側の論理を、前提に話をしても始まらない。

であれば、それに見越してどう対応するかになるんじゃないかなぁ。

変化するものに対し「そうじゃない!」と言うヒマがあったら、

じゃあ、どうする?を考え実行する方がずっと建設的です。

逆手にとってうまく商売に結びつけるってやり方もあるわけしょ。

お客を選んでもいい。

 

どんなビジネスでも、「じゃあ、どうする」は常に考えていかないといけないし、

変化に適応したものだけが生き残るんだと思うんですよ。
一見、変化してないように見せて、実は戦略的にマイナーチェンジしているってこともあるわけだしね。

 

 

こういうのを、お店とか当事者が意見を言うならともなく、

上から目線で、「私はちゃんとやってます〜!」を叫ぶ人たち(おじさん&おばさんに多い)が

うざくてしょーがない!

我こそは正義!って、これも一種のマウンティングだわ。