書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

あてのないブレストほど楽しいものはない!

f:id:ricorice:20170719084614j:plain

気づいてしまった。。。

 

書籍やプロジェクトのダイレクション、はたまたトータルアドバイザー的な仕事は映画でいうと監督。

裁量も責任も任されるから。

 

片や、ライティングやパーツの編集といった仕事は映画でいうと役者。

後者の場合は、私のスタンスは、監督色に染まりますという考え方。

基準となるのは善し悪しではなく、好みだから、それは自分と違って当然で、相手の意向を汲み取って理解したものを納品するのが仕事だと認識しています。

時に意見を言うことはあるけれど、判断は委ねる。

 

 

なので同じテーマでも前者で携わる場合と後者で行う場合とでは、ガラッと変わってきます。

前者の立場で企画を考えるとき、後者の立場を企画を理解するときに備えて、

いずれにしろ、普段なんとなくぼんやりではあるけれど気になったあれやこれやを頭のなかの引き出しにしまっています。

これが爆発するのが、あてのないブレストをしているとき。

 

ときどきあるんですね。

かっちりした企画の前に、ざっくりと打ち合わせ(意見交換)をしたい、とか、こういういこと考えてるけどどーかな、とか。

 

すると、しまっていた引き出しが全開になるから、

そしていったんあけると、次々と出てくるもんだから、

ついついエンジンがかかって、相当きゃっきゃいって、

私、ひとりで相当盛り上がっていると思います(相手の方、すみません。。。)。


で、おもしろいもんで、それまでぼんやりだったのを口に出す、

つまりアウトプットすると、俄然具体的なイメージが沸き上がってくるんですよ。

そうしてそのあと、ひとり企画会議をする、という。うっしっし。

 

あ〜、これ、世の中で一番楽しいことかも!