書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

みんながこうだからこうあるべし!の時代ではなくなった(万歳!)

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メディアをはじめ、発信する側はこのことを真摯に受け止めたらいいと思う(↓)。

headlines.yahoo.co.jp

村上春樹がどーのこーのではなく、煽り商法はもう賞味期限を迎えたってこと。

“話題のベストセラー”とか、映画の“ハリウッドが感動” “全米が涙”とかもそうよね。

そういうの聞くだけで、一気に観る気が失せる。

 

私は、ジブリ苦手だし、ディズニー苦手だし、

世の中の大半が好き!と信じられているものの大半が得意じゃない。

崇拝している人たちの、苦手だと言ったときになんで?信じらんない!みんな好きだよ!(みんなって誰だよ!)といった理由なき大衆の論理で責められるのが、大衆の論理に従わねば人にあらず、みたいな態度が鬱陶しくって仕方ないのだ。

個人の嗜好なんてあくまで個人の嗜好なわけで、大衆の論理に従う必要なんかないのにね。

あっ、そうなの、で済む話なのに。

 

でも、私みたいな人は確実にいて、息苦しさを感じていて、

それがインターネットの発達のおかげで声をあげられるようになったのは、本当にいいことだ!

 

じゃあ、発信する側はどうするかって?

自分がいい!心底いい!と思ったものを、他人がどう思おうが素直に発信すればいいんだと思うよ、なんとなくぼんやりといい!みんながいい!を煽るんじゃなくってね。

受け取る側は嗅覚が鋭いから、本気で言っているかお飾りなのか、そんなのすぐに見抜いちゃうもの〜。