書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

やっと日常に戻った件

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6月5日(月)に発売となる書籍『ドイツパン大全』。

この本の編集(制作指揮、映画いうと監督)としてがっぷり取り組み、

手が離れたのは、2週間前の5月半ば。

 

大きな仕事の後って、意外と達成感とか高揚感ではなく、淡々としたもので、

数日経ったときは、随分昔のことのように感じられるから不思議です。

 

ただ、知らず知らずのうちに張り詰めた生活をしていたようで、

それが如実に現れるのがプライベート。

そのひとつが家事放棄。

私は自宅兼事務所にしていて、

仕事の佳境を言い訳にしていた散らかり放題をようやく片付けるかと思いきや、

もうね何も、何もしたくないの。

 

料理は家事というよりも趣味に近く気分転換にもなるし、

何より自分好みに味にできるので、基本台所に立つのは苦ではないのですが、

それもやりたくない!

 

そんなときは、その心持ちのままにさせておいて、無理してやりません。

外に食べに行ったり買って来たり。

おかげで普段冷凍食品やコンビニのお総菜を買うことってほとんどないのですが、

その進化にリアルに驚いたり。聞きしに勝る、ですね。

 

10日ほど過ぎてやっと、少しずつ日常に戻りました。

 

 

こんなとき、同居する人がいたり(パートナーだったりシェアだったり)家庭があったら、どうするんだろう?

だからこそどんなときも日常をキープできるってこともあるだろうし、

数日家を離れてホテルで過ごして(仕事がなければ旅行に出るとか)リフレッシュするってこともある。

いずれにしろ、現状の報告とそれに対する要望をもって話し合いをして、結論を出すって工程が発生するのよね。

これをしないと、自分を含め周囲の人誰しもが心地よく日々を過ごせないんだよね。

そんなことをつらつら思ったりして。