書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

校正に必要な道具はこれ!

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制作物を手がける際に欠かせない作業が、校正。

いくらDTP(Desktop Publishing/デスクトップパブリッシング)になったとはいえ、

校正という作業は、パソコンの画面上ではなく、出力紙(もしくは印刷所からの校正紙)に対して行います。

アナログですねぇ〜。

でも、紙で見ないと、ほんとっ、見逃しちゃうことが多いのです。

それと、画面だと俯瞰で確認しづらいんですよね〜。

 

で、よく校正には赤ペン1本あれば、って言われますが、これだと不親切です。

人によって微妙に違うでしょうが、私はこういったものを使っています。

 

・赤ボールペン

私は筆圧が高いので、太めのものを愛用。水性はすれちゃうので使いません。本1冊を全面的に編集・ダイレクションするときは1本は消耗します。

 

・青ボールペン

朱字を入れる時に補助的に使います。

 

・鉛筆/シャーペン

疑問出しなどをしていきます。同時に仕上がり(断裁)を確認するための線を引く時も私が使うのは鉛筆かシャーペン。

・修正液
最近は消しゴムで消せるボールペンも出ていますが、慣れの問題で、私は修正液の方がやりやすい。修正テープを使う人も。

・消しゴム
鉛筆/シャーペンで書き入れた疑問などが解消した時に。


・色ペン/マーカー
チェック用に。朱字が直っているかどうかはチェックを入れながら。

・黄色いダーマトグラフ

ときどき暗い色の上に朱字を入れる必要があり、赤だと暗い色にはなじんで見えなくなっちゃうんですよね〜。そんな時に使うのがこれ。今はほとんどないけれど、フィルムなどのつるつるしたものにも書けて便利です。

※「ダーマトグラフ」は三菱鉛筆登録商標で、一般名はグリースペン(シル)ですが、あまりに浸透していないので、「ダーマトグラフ」の方ががぜんピンとくる。。。


・赤サインペン
共通事項やページ数など、特記事項を目立たせたい時に。
※「サインペン」(正式には、PENTEL Sign PEN)はぺんてる登録商標。一般名は水性フェルトペン。「ダーマトグラフ」ほどではないけれど、「サインペン」の方が通りがいいんだなぁ。


・赤油性ペン
色校やコンセなど印刷所から上がってくる校正紙は表面がつるっとしていので、ボールペンよりも油性ペンの方がやりやすい。補助的に青油性ペンも、私は使います。

・付箋
疑問や質問、後送のメモ、しおりなど

・定規

仕上がり(断裁)線を引くほか、写真やレイアウトの変更などの朱字を入れる時に必要。長いものと短いもの2本あると便利

あとですね、ページ数の多いもの、書籍などの場合は、指サックとか紙をスムーズにめくれるものがあるとストレスレスです。

数字の正誤確認だったり、なんやかんやで電卓も結構使います。

大小さまざまなダブルクリップもたくさん使いますね〜(ゼムクリップは外れやすいので、校正時には私は使わないです)

 

 

ここでは、道具をピックアップしましたが、辞書やらQ数表(スケール)やら色見本やら校正そのものに関わってくるもの、校正において出番は多くないものの、ステイプラーやハサミなどもあると便利です。

 

 

よくある文房具がほとんどですね〜。

今、私が欲しいのは消しゴムのカスをはらうための羽ボウキ。要らないっちゃ要らないけれど、あると消しカスをきれいに払え、何より気持ちがあがる〜っ!ので。