書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

世に出す前にプロの目を通してくださ〜い!

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“お飾りの英語・撲滅キャンペーン”な私です。

どーゆーこと? こーゆーこと(↓)。

 

例1. アイスコーヒー/Ice Coffee(正しくはIced Coffee)

例2. ピアス/Pierce(正しくはPierced earrings。英語圏だとピアスが前提となっているので、Earringsでも可。※pierceは突き通すという動詞です)

例3. 飲食店/Shop(正しくはRestaurants。 形態関係なく、ファストフードもファインダイニングも飲食するところはレストランです)

例4. 不許複製/all right reserved(正しくはall rights reserved ※rightは可算名詞、つまり数えられる名詞なので複数です)

例5. ○○の歴史/(The)History of ○○(単純に言葉を置き換えるのではなく、How ○○○○○○○○○○○○?(いかに変わってきたか?)のような表現の方がふさわしいことママあり。内容によりますが)

 

 

英語表記が日本語の音や感覚と違うとはつゆも思わず、

いーんじゃない、で世に出しちゃっているんでしょうし、

制作した本人たち&クライアントは英語は飾りだからいーじゃん、でしょうが、

日本語の読み書きができない人たちにとっては、この英語が手がかりになるんだよね〜。

まあ、見りゃわかるよ、

ではありますが、こーゆーところで値踏みされる可能性も多いにあるわけで(私は多少なりともしちゃうな〜。これって言葉に対する感覚の表れでもあるので)。

でもってこういう人たちに限って、外国で見つける変な日本語にいちゃもんつけたり大笑いしたりする、自分のやってることは棚に上げておいて。

 

世に出す前にちゃんとプロの目を通せばいいだけのことなのになぁ。

もちろんそこでお金はかかるけれど、

いったん世に出た後で修正したり、自分のところの価値が下がったりすることを思えば、

よっぽど安い、と思うんだけど。