水菓子をお願いして、登場したものは
先日、ある和食屋さんで食事をしたときのこと。
おまかせで季節のあれこれをいただき、日本酒も多少いただき、すっかり満ち足りた気分に。
ひととおり料理が終わったあと、お店のご主人に、
「よろしかったら水菓子はいかがですか」と。
お腹はすでにいっぱいだったけれど、締めくくりに口の中をさっぱりさせるのはいいな、そのくらいなら入りそうだし。
じゃあ、とお願いして出てきたものを見てびっくりしました。
目の前に現れたのは、抹茶ババロア。
あ〜〜〜〜っ、てっきりイチゴとか季節の果物だと思っていたのにぃ!
水菓子とは本来は果物のこと(なぜ、果物を水菓子と呼ぶのかについてはぐぐってみてください)。
水分を多く含む、ゼリーとかムースとか水羊羹とかわらび餅とか、のことじゃないんだよなぁ。
紛らわしいけど、菓子屋や一般的な会話ならいざ知らず、和食屋であればなおのこと。
そこの和食屋さんが、価格やご主人のキャリアから水菓子の意味を知らないとは思えず、お客さんの方で知らない人が増えたので、それに合わせてってことなの、かなぁ。
目くじら立ててどうのこうの言うつもりはなくって、
だったら、いっそのこと、デザートとか果物とか直接的な表現をしてもらう方がいいなぁ。
仕事でも同じことが言えて、
「知らないの?」とがっかりするのではなく
(こんなことでマウンティングしたがる人がいるのは困ったもんだ!)、
「知らないのなら別の表現をしよう」って
共通認識を抱けるわかりやすい言葉を使うって大事かも。