書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ひとりでやる仕事、チームでやる仕事

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目下のことろ、日々大量の校正に追われています。

というのも、私が舵取りをしている本の仕事のひとつが、いよいよ大詰めに入ったから。

そんな中、表紙案が届きました。

 

なんと6案!

3案ぐらいは欲しいな、とお伝えしたところ、その倍!

しかも、どれもアプローチが違って、甲乙つけがたい。

 

監修の方のプロの意見、カメラマンさんの確認、版元さんと話し合った内容、私の気づきなどをデザイナーさんに伝え、

表紙案が完成。

決定権はこちらにはなく、出版社での会議の結果を待つことになりますが、

進めていたことが形になってどん!と出てくると、アドレナリン全開になります。

 

 

普段はひとりで仕事しているし、それに不満はないけれど、

それぞれのプロがそれぞれのよさを持ち込んで形にしていく。

こういうのってやっぱりチームワークですねぇ。

 

表紙用の撮影も、チームワークを感じます。

今回のプロジェクトでは、いつだ? 今年の年明けだったかな?(記憶が。。。。)

もちろん現場の前にラフ(画コンテ)を作り、すり合わせはするのですが、実際の現場判断って、そうだ!こうしましょう!こともおおいにあるんですよね。私はこういうのを積極採用して、大事にしたい質だし。

 

監修の方、カメラマンさん、デザイナーさん(このとき版元さんはご都合が合わず。。。)とアイディアを出し合いながら、こうしてみたらどう?ああしてみようか?がきれいにフレームに収まったときのうれしさは格別。

こういう“ハプニング”は、ひとりの動きの中では起こらないわけで、チームワークの妙に尽きるなぁ、と毎度のことながら毎度のように感じ入るのです。

 

 

近々、表紙が決定するでしょう。

どれになるか、どれが選ばれてもワクワクな、待つのが楽しい時間です。