書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ひょいと立ち寄れる本屋がない!

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昨今、私が本や雑誌を購入するときの行動パターン

  1. これ!とピンポイントで決まっているもの → アマゾン
  2. 時間にゆとりがあってひとおり(興味のない分野含め)眺めたいとき → 大型書店
  3. 雑誌&ベストセラー・チェック → 駅前や商店街の本屋

 

で、3の激減ぶりがすごいね!

大型書店の場合は、商業施設の上のフロアだったり、1棟まるまる書店でも行きたい売り場は上のフロアだったり。この上への移動というのがなかなか面倒でハードルが高い。

時間に余裕があって目的意識がないと行けない。

なので、ああ、あの雑誌買っとこ!(コンビニで売ってないものは特に!)とかちょっとなにか読みたいな〜、なときは3は便利なんだけれど、私はよく利用する駅でもここ1、2年で2軒なくなったことでひょいと寄れる本屋さんが全滅してしまい、まいったなぁ、な状況なのです。

 

 

そういえば、東京駅とか二子玉川駅とか、あと品川駅とか、いずれも駅構内ではあるんだけれど、すき間スペースを使用したような本屋さんが駅構内にできてて、乗り換え途中で買ってるなぁ。

この手の書店、本当に便利で、今、なんか欲しい!(雑誌とかベストセラーとか入手しやすいもの)をおおいに満たしてくれる。ちょっと電車の移動で何か読みたい、の需要もあるし。

日暮里駅も改装したときに駅に本屋さんができて、とても便利だった記憶がある(界隈に住んでいたとき、ここから成田に向かったり、埼玉方面へ向かったりと長い電車移動があったので)。

 

 

現在、私が利用する頻度が高い駅は新幹線の駅でもあるのだけれど、それこそ新幹線の移動は長いわけで、移動の間になにか読もう、という需要はないのかなぁ。

(駅構内にも前述したような本屋さんはなかった気がする)

もしくはそれを狙った売り場作りもできそうなのになぁ。

かけこみおみやげとかけこみ本や雑誌なんて組み合わせで売り場も作れそうなのに。

 

 

正直、本の流通システムには首を傾げるところが多いし、デジタルで充分だったりする部分も大きいから、紙媒体の減少は自然な流れだけれど、でも紙媒体がなくなるわけではない。

デジタルはあらかじめ、これ!と狙い撃ちするには便利だけど、さ〜っとならしてみて、これ読んでみよっかな、は現時点では書店の方が有利な気がします(っと、すでに私の感覚が古いのか?)。

 

“ちょっと時間を潰すため” の“さくっとブラウズして定めたい”

 

本屋さんにとって、そこの需要ってまだあるんじゃないかなぁ。

 

まあ、勝手なもんで、自分が利用するものは生き残って欲しいな、と思うのですが、淘汰されるのは自然の成り行きでもあるわけで。自分のスタイルを変える方がず〜っと早いんだろーな。