読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

書くこと、編むこと、伝えること

編集者、ディレクター、ライター、情報発信サポーター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

が、が、が、が、が、の連射に注意せよ!

f:id:ricorice:20170224152321j:plain

自分のだけでなく、人の文章に目を通すのが私の仕事の一部です。

多用されていて惜しいなぁというものがいくつかあり、これもその一例。

 

“が”

 

ん?と思われるかもしれませんね。

 

文章と文章のつなぎ言葉の“が”です。

 

例を出しますね。

 

  1. 昨日は雨が降っていたが、マラソン大会は行われた。

 

  1. マラソン大会があったが、中学時代の友だちと参加した。

 

 

違いがわかりますか? 違和感を感じますか?

 

1は前半の内容と後半の内容では、相反することでそれをつないでいるのが“が”です。

このときの“が”は、“けれども”“ものの”と一緒ですね。

 

では、2。

前半の内容と内容の文章は相反する内容ではなく、単純につないでいます。

この場合の“が”は、“そして”に該当します。

 

 

この2の使用が非常に多い。乱用といってもいいほどです。

特に話し言葉として使用されることが多く(断言を避けたい心理が働き、クッションの役割で使われる)、蔓延しているからだと思いますが、書き言葉としては違和感があります。

というのも、読み手の心理は“が”のあとは、それまでと逆のことを言うのでは、と思うので、混乱とまではいかないまでも、文章がわかりづらくなるのです。

なので、書き言葉のなかでの“が”は使わないようにするのが得策です。

 

では、2の文章はどう綴るか。

 

マラソン大会があった。中学時代の友だちと参加した。

マラソン大会があり、中学時代の友だちと参加した。

 

これでいいんです。

文章がだらだらしないで、引き締まりますし。

 

 

ただ、同じ書き言葉でもより話し言葉に近い場合は、そこまで厳密にしなくてもいい、というのが私の見解です。

たとえばウェブサイトだったりパンフレットだったり、きちんとしたものが求められる場合は、単純なつなぎとしての“が”は省く。その一方で、個人としてくだけて書いているブログでは、目立つ場合は削るにしても、そこまで気にしなくていい。

だって、カジュアルな場で日本語の使い方をあまり気にし過ぎると、ソツがなくって、平板でつまんない文章になっちゃうから。

 

 

うううう〜ん、文章を書くのに二の足を踏んでしまいそうですね。

でも、ちゃんと回避する方法があります。

まずは書いて、時間をおいてあとから見直すんです。

ricorice.hatenablog.com

だって、いちいち、こんなこと考えながら書いていたら、本来書きたいことに頭が回らなくなります。

なので、できれば一晩寝かせておくといいか、と(↓)。

ricorice.hatenablog.com

自分で客観的に見られない場合は、プロの力を借りるのも、“目からウロコ”満載で手ですよ。