書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

東京と地方のビジネスコミュニケーションはまったく違う!

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そういうもんだ、と思っていますし、どっちがいい/悪いでは、もちろんありません。

このことを、どうぞ最初にご了承ください。

 

 

私は5年前に、それまで20年以上暮らし、そして腰を据えた仕事は東京以外ではしたことがなく(もちろん、地方とも海外ともやりとり自体はありましたが)、その状態で福岡にやって来ました。

取材先など九州がぐっと増えましたが、それでも今も仕事の取り引き先としては東京が圧倒的です。

 

そんななか、地元にお声がけいただくこともあります。

 

 

もうね、ビジネス上の常識とかコミュニケーションがこんなにも!とびっくりするほど違うんです!

頭がくらくらします(笑)。

 

誰しも、自分たちの常識が常識と思ってまったく疑ってないわけですから、話しているとだんだんとこっちの感覚がおかしいのかな?と感じ始めます。

でも、私のビジネスのベースは東京の仕事のやり方なので、気のおけない東京の仕事仲間に話すと、私の違和感に大きく同意してくれます。

嗚呼、やはりこれは東京と地方のビジネス・ギャップなんだな、と深く認識する次第。

 

 

これまでの出張などでは来ていたのですが、そのときは先方もよそ者の感覚でしょうし、そこまで深く頻繁につき合うわけではない。

だから、そうそう違和感を感じなかったのですが、

こちらも住んでいるとなると、先方も地元の人の感覚で来られるので、これがまったく別。

暮らしてこそ見えたことです。

 

 

正直なことをいうと慣れようとはまったく思っていなくって、というのも、私の場合は、仕事柄、つまり住居こそ地方にあるものの現在も東京の仕事が圧倒的なので、そちら側の視点を立つことが大事なので、むしろ慣れない方がいいとも感じているのです。

 

“東京と地方のビジネス・ギャップを知っていること、そして、それがどこから来ているのか”

 

 

これを認識していることこそが私の大きなアドヴァンテージであり、自分には大きな財産だと最近強く思います。

だからこそ、そこの部分を教えて欲しい、という声をもらい、それを仕事として反映できるわけですから。

ということは、それだけそのことで悩んでいる人が多いのだということを強く感じる今日この頃です。