書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

とんでもないことでございます

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以下、グチ。読まなくていいです。

 

 

この言葉、耳にすると、どこかに、ほんの少し反抗したい気持ちがむくむくとわき上がるのです。

 

とんでもございません

 

これ、2007年には文化審議会の「敬語の指針」により、敬語として問題ない、と認められています。

日本語のゆれ、を経て、言葉は変化していくもの、というのはわかってはいるし、たいがいの言葉は、そうね、ぐらいの受け止め方なのですが、

 

とんでもございません

 

は抵抗を感じます、私。

使っている側は、ていねいに言おうとしているのも十分分かるんだけれど。

アナウンサーやマジメな番組の司会者まで、この言葉を乱発しているから、もうそういう時代なのかもしれないけれど。

 

とんでもない

とんでもないことです

 

ときくと、安心します。

“とんでもない”はそれだけでひとつの言葉であり、

“とんでも + ない”ではないから。
(もったいないも同じ。“もったいない”でひとつの言葉です)

 

 

もいっこ。聞くたびにどうにも引っかかるのが、

 

なるほどですね

 

なんだ、これ?

日常会話のくだけた言葉なんだなぁと思っていたのですが、ビジネスの場でも、いかにもていねいな口調で使われるので、びっくり仰天!

書き言葉としても使われているのかしら?

 

なるほど、そうですね

 

って言えばいいのになぁ。

なんか、むずむずと納得いかない。