前例がないからやるんだよっ!
企画。
私の場合は食関連の書籍が多く、企画ときくと、目に見えない大きなものを相手にするように思われますが、
・こんなのあったらいいな〜
・こっちの視点のものが欲しいな〜
という、今、日常の中で不足しているものに欠けているものを補いたいなぁ、というところからスタートします。
で、企画を提出して、ボツになるときの回答で、それは違うんじゃないの、って思うのが
・前例がない
おいおい、前例がないから、やるんでしょ!
新しい視点や価値観を提供するのが仕事じゃないの〜!
同様に、
・パブ(企業広告)が〜
というのも聞かされる言葉。
おいおい、あんたは誰のために仕事してるの〜?
こういう言葉、発する理由はわからなくはないけれど、そっこーのリアクションはそれじゃないよね。
まずは、企画がおもしろいかどうか(世の中に役に立つかどうか)、でしょ。
その上でその企画を具現化するために何が必要か、になってきて、そこからじゃない?
出版不況の原因のひとつはここにある、と断言します!
だって、自分たちがおもしろい!やってみよう!から入らず、これなら売れるかなー、これなら広告入るなーを第一義でやったものをどーして読者がおもしろいって思えるっつーの?
そんなものを世に出して買ってくれ!なんて、読者をなめてるにも程がある。
そして、これ、出版じゃなくって、すべての企画にいえることだと思いますっ!