書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

有休は消化するためにある

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私の20代は、大学を出て新卒で入った会社を1年ちょいで辞め

(このとき、サービス残業、しないっすよ!を宣言(↓))

ricorice.hatenablog.com

 

 

そのあとの4年ほど、20代半ばは文字どおり馬車馬のごとく働いていました。

紙媒体(書籍や雑誌)の仕事を始めたのがこのときです。

そのあと、広告制作の会社に勤務し、こちらも紙媒体がメインで(まだ、ネットは主流じゃなかった)、パンフレットやポスター、パッケージなどのディレクションやライティングなどをしていました。

 

この広告制作の会社は、私が担当していた仕事の内容のため、繁忙期とヒマなときの波が交互にやってきていました。

忙しいときは、終電で帰宅、やむなく休日出勤もしましたが、ヒマなときは、せっせと休日出勤分の休日&有休消化にいそしんでいました。

ちょこちょこ要件があったので、まとめてどかん、というわけにはいかなかったのですが、それでも、2日連続で休んだりして、1週間のうち2日しか出社しない日も。

なので、休日消化強化中は、月の半分も出社していなかったと思います。

有休もほぼすべて消化していました。

帰宅も、やむをえないことはあったけれど、いかに定時に帰るか、それに向けて集中して仕事をしていました。

 

有休をとって何をしていたかっていうと、歯医者や美容院、美術館や映画館に行ったり(週末だと混むから)、区役所の用事を済ませたり、夜ライブやクラブで遊んで翌日まったりしたり、ゆっくりごはんを食べに行ったり、そんな感じ。

 

 

周囲の反応はどうだったか、っていうと、よく休むな〜、ぐらいのもの。

 

・だらだら仕事をするのが嫌い

・休めるときは休む

 

そして、前の会社の後半から、自分の下に人がつくようになり、上が率先して早く帰ったり有休をとらないと、いくら口で休んでいいよ、って言ってもなぁ、という心理が働きいたことも事実(私自身は上が休まなくっても自分は休む、ってタイプですが、そうでない人が多いので)。

 

いまだもって、帰りたいのに、やむなく会社に残る、って人もいるのかな?

ほかの人が帰らないから、上司はまだ仕事してるから、というどーでもいい理由で帰らないなら、とっとと帰ればいい。

 

ほかの人が何て思うか、って?

最初に決行するときは勇気がいるだろうし、何か言われるかもしれないけれど、何回かやれば、(おそらく)あの人はあんなもん、あの人は有給をとる人って思われるんじゃないかなぁ。

何か言われたら聞き流せばいい、と思うのだけれど、ねちねち言ったり嫌な顔をするアホな連中がいるのであれば、彼らはそういう人だと思って相手にしない。

自分よりいい思い(?)をしそうな人を、単にねたみひがみそがみで阻害する連中は、かわいそーな人たちなんです。

 

自分が気にするほど、自分のことを他人は気にしないし、それに、自分が有休をとりたいなら自分がその態度に出ないと、誰も(強制的に)与えてはくれないので、まずは意思表示することが有休消化への第一歩じゃないのかなぁ。