書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

慣れたものを使わないと、心がざわざわする

f:id:ricorice:20161008005428j:plain

取材前に準備をしていて、あ〜、しまった!って事態に。

それは、取材用に使っているノートのストックがなくなっていたこと。

あ〜、こういうバタバタが好きじゃないから、いつもストックを欠かさないようにしてるのにぃ〜。

 

やむなし。とりあえず、使えそうな別のノートを持って出かけ、なんとか乗り切ったのですが、いつものと違うので、何となく落ち着かない。

 

私が長いこと使っているのは無印商品のA5サイズのノート。

小さなバッグにもすっぽり入るサイズもちょうどよく、かれこれ10年以上これ。

リング状のものは手が当たって書きづらいし、

B4だとちょっと大きいんだな、私には。

このノートは入手しやすいし、私にフィット。

 

赤ボールペンも赤フェルトペンも消しゴムも製図用エンピツ(って言うのかな? 太い芯のシャーペンみたいなの。当たりがマイルドで、いかにも手描きの妙なにじみ具合が、あれやこれやイメージを書き出すのにちょうどいい)、使っているものはずっと同じ。

 

一般的に定番として知られているものもあり、

トンボ鉛筆の消しゴムのMONOとか、ぺんてるペンなんて、まさにそうでしょう。

 

そんなに頓着がある方ではないので、黒いボールペンなんかは、なんでも使う。いただくこともあるし。

気に入った文房具で気持ちを上げる、ってことはないけれど、使い慣れた文房具が心落ち着く。

 

 

こういうなじむような定番って、一見なんてことないんだけれど、なんてことないから、ないとほとほと困る。

定番の底力をつくづく感じました。