長けりゃいいってもんじゃない
感覚としては、10取材して、実際に使うのは1、それ以下かも。
であれば、決め打ちで1取材すればいいじゃないか、という声もあるかと思いますが、1を拾うために9が必要なわけでして。
わかりやすい例でいうと、写真。
いい写真を撮ろうとすると、何カットも撮影するでしょ、あれと同じです。
ブログの場合、ツイッターのように文字数が決まっているわけではなく、好きなだけ書けます(厳密には多過ぎるとNGだったりするけど)。
文章を長く書けば書くだけいいと思っている人がいるんだけれど、実は逆。
文章は短いほどいい。
その傾向は年々強くなっています。
(となると、文章というよりコピーライティングの世界で、これがとおおお〜ってもむずかしい!)
ひとつのテーマで展開して長くなっちゃった、はそれはそれでいいのですが、
問題は、あれもこれもひとつの記事に盛り込むこと。
伏線としてならともなく、いろんな話がひとつの記事のなかにてんこ盛りになっていると、話があちこちに飛んで読む方の立場からすると、非常に読みづらい。。。
おまけに、その記事の焦点がぼやけるんですよ。。。
編集って実は、あれこれ取り上げる、のではなく、切り取る、作業。
不要なものは思い切って端折った方がいい。
テーマが混在しているな、と思ったらそれぞれ別記事にした方がいい。
断捨離って言うでしょ。
文章も、断捨離して、そぎ落としたものは美しいのです。
(と言いつつ、ケオスはケオスの美もまたあるのだけれど、ね。)