書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

自分のことは自分が一番わかっていない

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目標を定めて、脇目もふらず突き進むことは、すばらしいことです。

やりたいことと世の中に求められていることがどんぴしゃり!で一致するほど、望ましいことはないでしょう。

 

でも、自分がやりたいことが必ずしも世の中で求められていることではないし、仕事として適性があるとは限らない。

周囲が教えてくれる、ってことがほとんどなんじゃないかな?

だって、それまでの仕事ぶりをみていて、自分にオーダーしてくれるわけだから。

これ、私のような個人事業主だけじゃなくって、会社に属していても、担当するプロジェクトが発表されたり配属替えがこれに該当します。

 

なので、来るものは、そんなもんかな?と思ってとりあえずやってみる(個人事業主の場合は、ギャランティーなど条件が合うのが前提)。

そのなかでおもしろいと感じることがあると、そこから枝葉が分かれていくかもしれない。

すると、意外な発見が多い。自分ってこんなこともできるんだな〜、って気づくことが多いんですよね〜。

他人はよく見ているなぁ、とつくづく感じます。

 

よく考えたら、自分だって同じことしているわけで。

私が編集やディクションの立場の場合、ライターさん、カメラマンさん、デザイナーさんetcに仕事を発注します。

そのとき、その内容に慣れている人にお願いすることもあれば、この人にこれやってもらうといいんじゃないか、って可能性を託すこともあります。

 

なので、来るものにとりあえず耳を傾ける、ってのは非常〜〜〜〜〜に大事。