書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

食関連の仕事

身をもってマーケティングの重要性を痛感する

私の肩書きにはイギリスの食研究家、ってのもありまして、 イギリスの食事情について講座をすることも。 某イギリス関連施設もその会場のひとつ。 そちらにはショップもあり、 そこでは私が買い付けてきたアイテム(ヴィクトリアン朝のおほほ〜、ではなく、…

限られた環境にいると、やり方を工夫せざるをえない

現在、食書籍3冊を同時進行でプロデュースしておりまして。 監修の方、カメラマン、デザイナー、版元のご担当者etc みなさん東京なのに、私だけが遠く離れたところに住んでいるので、 おいそれをすぐに顔を合わせられない。 ある本については、 監修の方に実…

感謝!これも縁だなぁ、なんてじわじわと

それまで、本にしろ雑誌にしろ、東京のレストランガイドや持ち帰りグルメの編集や執筆は作ったことあったけれど、 店やメニュー紹介といったガイドものではなく、本格的に厨房に入り込んだり細かく話をきいたりしての食情報の取材をするようになったのは、20…

思いがけない形で、ときどき読者の方に出会う

書籍の仕事の場合、私は制作指揮(映画で言うと監督)の立場であることが多く、 企画立案、構成などから関わり、執筆はすることもあったりしないこともあったり(そのときの状況で。監修兼著者がいたり、この人に執筆してもらおう、という場合は書いてもらい…

ふさわしい肩書きを模索中

自身の肩書き&プロフィールを提出する機会が立て続けにありまして。 こういう要請があると、客観的に自分の仕事を見ることができ、棚卸しができる、ので、なかなかに貴重な機会だなと痛感しています。 ・イギリスの食研究家 ・食の編集者、ダイレクター、ラ…

手作りすればいいってもんじゃないし、ましてや愛情のバロメーターではない

私は幼稚園、そして小学校に上がる直前の秋からは保育園に通い、保育園は完全給食だったけれど、幼稚園では主食だけ持参していました。 いつもは俵形の小さいおにぎりを2個、ときどきロールパンのサンドイッチ2個(上部に切り込みを入れて、ひとつはハムとキ…

居酒屋でお酒を飲まないという選択

お米なしのすし屋 麺なしのちゃんぽん店 登場時、大きな話題となったこれらの店、 共通するのは“糖質制限”ということになりますが、 あっ!と目からウロコだったのがこの記事(↓)。 www.hotpepper.jp この連載、好きでね〜。 安田理央氏の軽妙な文体が、エ…

食べることは、楽しい! おもしろい!という視点から

私の仕事のひとつに食関連の編集、ダイレクション、ライティングなどがあり、 企画・構成、指揮ということも少なくなく、 これらの打ち合わせやすり合わせ時に、 細かいことの確認ではなく、 基盤となる大きな企画の話だからってのもあるのですが、 情報交換…

自分が推したところが発展している様はうれしい

単に“食”といっても、その範囲は広く、 メニューだったり、技術だったり、はたまた素材だったり、生産者だったり、歴史的側面だったり、 その内容は多岐にわたります。 あっ、店舗ガイドもそうですね。 私が食のダイレクション、編集、ライティングとして仕…

環境が全然違うのに、同じ土壌に立つ必要はない

マルコ・ピエール・ホワイト。 かつてはイギリスを代表するフランス料理のシェフで、現在はレストラン経営者。 33歳のときに、ミシュラン最年少、イギリス初の3つ星をもたらした伝説のシェフです。 天才と称される人が、時にそういう傾向にあるように、 彼も…

ライティングに必要なのは対象を突き放すことである

いまだに誤解がまかり通っているのは困ったもんだ! ライティングも私の仕事の一環で、となると、書くの好きでしょ?と思われているのが、とても面倒くさい。 嫌いではないけれど、仕事として書くときは技術を売っているわけで、そこには当然制約もあり、好…

自著『イギリス菓子図鑑』、台湾で翻訳本の出版が決定!

こういうの、他人事だと思っていました。 たしかに、21世紀に入り、出版社に出入りしていると、 台湾、韓国、中国での翻訳版を出す、という話はちょこちょこ耳にしていました。 そうだよね、日本だけを対象にいると、まず日本語人口が減少しているわけで、 …

お米を消費することは何もごはんを食べることだけではない

ことあるごとにお米の消費が減ったと報告されます。 実家は、自前の分+αぐらいのお米が収穫できる田んぼがあるにも関わらず、朝食はパンだったりパンケーキだったり、でした。 理由は、父がパン好きで、朝お米を食べると胃が重くなる、と言っていたから。 …

アンゼリカ(東京・下北沢)閉店と記録に残すということ

知り合いのパン屋さんのFB投稿で知りました。 50年続いた東京・下北沢のパン屋さん「アンゼリカ」が今月末、7月31日をもって閉店。 1990年代、よく行きました、私。 togetter.com 池波正太郎が行った店だそうですが (池波正太郎と味覚が違うし、そもそも時…

立場が真逆になって初めて見えること

私のやっている仕事のなかで一番長いのが編集(制作指揮、映画でいうと監督)。 裏方の総本山ともいえる仕事で、企画を立てあれやこれやお願いするという流れ。 そこには取材も含まれ、当然、取材する立場となります。 仕事を長くやっていいると、また、イギ…

神風は吹かない。希望的観測を起点にしない

イギリスの食関連のことをやっていると、 思わぬところから問い合わせや協力の要請を受けたりします。 そこでいつも不思議に思うのが、 なぜ最初に現地のリアルな状況を把握しないのだろうか? ということ。 例えば、こんなこと。 ・イギリスで日本食は流行…

もう少し、もう少し、もう少しの歩みがもう少し

長い間、私の仕事の屋台骨となっている、(主に紙出版の)編集やライティングという仕事。 ここ5年は、もともと営業的なことはしていなかったけれど、ますますしなくなり、打診をいただいたものでも、う〜ん、違うな、という案件は断ったりもするという状況 …

Momofuku, Lucky Peach and Ando(モモフクとラッキー・ピーチとアンドー)

アメリカ合衆国にはハワイしか行ったことがありません、私。 そもそも、アメリカ大陸に足を踏み入れたことがない。 私は食関連の編集やライティング、イギリスの食情報をしているので、多少なりとも情報は入ってくるけれど、それはまったくもってアメリカの…

編集とは削ぎ落とす作業である

雑誌にしろ、本にしろ、ウェブにしろ、 編集っていうのは、いろんなものをあれこれ詰め込むって思われがちなのですが、 結果として、これは逆効果。 “何でもあり”は、“何にもなし”だから。 何をうたいたいか、一番言いたいことは何か、強味のあるセールスポ…

インスタグラムと私

インターネットやコンピュータ導入はぐっと早かったものの、スマホデビューは遅かったな。 そもそも電話が苦手なもんで、携帯電話もやむなく持つにいたったぐらいだし。 そして、単機能高性能の機器が好きだから、というのも理由として大きい。 オーブンレン…

まずは一歩踏み出すこと、これだけで半分やったも同じ

イギリスの食についての仕事で、私のもうひとつのブログ「イギリスの食、イギリスの料理&菓子」(の記事)をうろうろしているときにぶつかったタイトルがこれ。 デリア・スミス曰く「本を眺めているだけでは料理の腕は上達しない」 ricorice.exblog.jp デリ…

新しい名刺が届いたよっ!

来た〜〜〜っ! しばらくはこちらで邁進します。 これまでの経緯などはこちら(↓)。 ricorice.hatenablog.com ricorice.hatenablog.com ricorice.hatenablog.com

誰かの評価なんて、要らない!

例えば映画、例えば飲食店、例えば商品。 「誰々さんおすすめ!」とか「○○で取り上げられました!」とか「△△に掲載されました!」 これを大々的に掲げられると、一気に興味が失せるのは私だけでしょうか? だって、その評価基準は当事者でなければ、私でもな…

いつもフラットな状態でいたい

私の仕事のひとつは、イギリスの食についてのこと。 具体的には、寄稿や監修、講義などをし、名刺にも当然入れています。 するとですね、 「イギリスぅ? そんな国の食って? ごはんおいしくないんでしょ?」 といぶかしんでくる人が、大半。半笑いしたり、…

自分の本を出したら何が起こったか?

2016年も終わり、ということで、今年、別ブログ(このブログを開設する前から続けている、もうひとつのブログ(↓))でよく読まれた記事を再掲載します。 ricorice.exblog.jp※時制のみ、現在に調整していいます。 ******** (2016年3月21日(月)) …

“ちょうだい”攻撃とどう向き合うか

2016年も終わり、ということで、今年、別ブログ(このブログを開設する前から続けている、もうひとつのブログ(↓))でよく読まれた記事を再掲載します。 ricorice.exblog.jp※時制のみ、現在に調整していいます。 ******** (2016年2月26日(金)) …

講座では、参加しないと得られない“体験”を共有したい

先日、2016年12月4日(日)、私の仕事のひとつ、イギリスの食研究家として、 イギリス菓子講座“知る! 食べる! イギリス菓子っておいしい 〜クリスマス編〜” @重要文化財 旧下関英国領事館 で講師をつとめました。 満員御礼! ありがたいことです。 ricori…

「おすすめの料理は何ですか?」

食関連の本、雑誌、冊子、ウェブなどの編集、ディレクション、執筆の仕事は、かれこれ20年以上やっています。 取材にも行きますし、そのための下見で飲食店に訪問することは、すっかり日常の一部となっています。 下見は、すでに企画が決定していて、それに…

こだわりというジレンマ

雑誌や本のライティングや編集の仕事をする際、 技術、レシピ、経営、背景、店紹介などなど、いろいろな切り口で携わりますが、食に関することが圧倒的に多いんです、私の場合。 そこで、使うのに躊躇する言葉があります。 こだわり 「うちは無農薬野菜にこ…

自分でもちゃらっとできそう!と思ったら大間違い

ときどき残念だなぁ〜、って思うこと。 文章を書くことって、誰でもできることです。 ブログやFBなどの個人の特性が強く出るものは、オーナーが書くことが、上手ヘタを飛び越えて、文章もやはり個性を打ち出します。 でも、たとえば、ウェブサイトのベーシッ…