書くこと、編むこと、伝えること

編集者、ディレクター、ライター、情報発信サポーター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

食関連の仕事

立場が真逆になって初めて見えること

私のやっている仕事のなかで一番長いのが編集(制作指揮、映画でいうと監督)。 裏方の総本山ともいえる仕事で、企画を立てあれやこれやお願いするという流れ。 そこには取材も含まれ、当然、取材する立場となります。 仕事を長くやっていいると、また、イギ…

神風は吹かない。希望的観測を起点にしない

イギリスの食関連のことをやっていると、 思わぬところから問い合わせや協力の要請を受けたりします。 そこでいつも不思議に思うのが、 なぜ最初に現地のリアルな状況を把握しないのだろうか? ということ。 例えば、こんなこと。 ・イギリスで日本食は流行…

もう少し、もう少し、もう少しの歩みがもう少し

長い間、私の仕事の屋台骨となっている、(主に紙出版の)編集やライティングという仕事。 ここ5年は、もともと営業的なことはしていなかったけれど、ますますしなくなり、打診をいただいたものでも、う〜ん、違うな、という案件は断ったりもするという状況 …

Momofuku, Lucky Peach and Ando(モモフクとラッキー・ピーチとアンドー)

アメリカ合衆国にはハワイしか行ったことがありません、私。 そもそも、アメリカ大陸に足を踏み入れたことがない。 私は食関連の編集やライティング、イギリスの食情報をしているので、多少なりとも情報は入ってくるけれど、それはまったくもってアメリカの…

編集とは削ぎ落とす作業である

雑誌にしろ、本にしろ、ウェブにしろ、 編集っていうのは、いろんなものをあれこれ詰め込むって思われがちなのですが、 結果として、これは逆効果。 “何でもあり”は、“何にもなし”だから。 何をうたいたいか、一番言いたいことは何か、強味のあるセールスポ…

インスタグラムと私

インターネットやコンピュータ導入はぐっと早かったものの、スマホデビューは遅かったな。 そもそも電話が苦手なもんで、携帯電話もやむなく持つにいたったぐらいだし。 そして、単機能高性能の機器が好きだから、というのも理由として大きい。 オーブンレン…

まずは一歩踏み出すこと、これだけで半分やったも同じ

イギリスの食についての仕事で、私のもうひとつのブログ「イギリスの食、イギリスの料理&菓子」(の記事)をうろうろしているときにぶつかったタイトルがこれ。 デリア・スミス曰く「本を眺めているだけでは料理の腕は上達しない」 ricorice.exblog.jp デリ…

新しい名刺が届いたよっ!

来た〜〜〜っ! しばらくはこちらで邁進します。 これまでの経緯などはこちら(↓)。 ricorice.hatenablog.com ricorice.hatenablog.com ricorice.hatenablog.com

誰かの評価なんて、要らない!

例えば映画、例えば飲食店、例えば商品。 「誰々さんおすすめ!」とか「○○で取り上げられました!」とか「△△に掲載されました!」 これを大々的に掲げられると、一気に興味が失せるのは私だけでしょうか? だって、その評価基準は当事者でなければ、私でもな…

いつもフラットな状態でいたい

私の仕事のひとつは、イギリスの食についてのこと。 具体的には、寄稿や監修、講義などをし、名刺にも当然入れています。 するとですね、 「イギリスぅ? そんな国の食って? ごはんおいしくないんでしょ?」 といぶかしんでくる人が、大半。半笑いしたり、…

自分の本を出したら何が起こったか?

2016年も終わり、ということで、今年、別ブログ(このブログを開設する前から続けている、もうひとつのブログ(↓))でよく読まれた記事を再掲載します。 ricorice.exblog.jp※時制のみ、現在に調整していいます。 ******** (2016年3月21日(月)) …

“ちょうだい”攻撃とどう向き合うか

2016年も終わり、ということで、今年、別ブログ(このブログを開設する前から続けている、もうひとつのブログ(↓))でよく読まれた記事を再掲載します。 ricorice.exblog.jp※時制のみ、現在に調整していいます。 ******** (2016年2月26日(金)) …

講座では、参加しないと得られない“体験”を共有したい

先日、2016年12月4日(日)、私の仕事のひとつ、イギリスの食研究家として、 イギリス菓子講座“知る! 食べる! イギリス菓子っておいしい 〜クリスマス編〜” @重要文化財 旧下関英国領事館 で講師をつとめました。 満員御礼! ありがたいことです。 ricori…

「おすすめの料理は何ですか?」

食関連の本、雑誌、冊子、ウェブなどの編集、ディレクション、執筆の仕事は、かれこれ20年以上やっています。 取材にも行きますし、そのための下見で飲食店に訪問することは、すっかり日常の一部となっています。 下見は、すでに企画が決定していて、それに…

こだわりというジレンマ

雑誌や本のライティングや編集の仕事をする際、 技術、レシピ、経営、背景、店紹介などなど、いろいろな切り口で携わりますが、食に関することが圧倒的に多いんです、私の場合。 そこで、使うのに躊躇する言葉があります。 こだわり 「うちは無農薬野菜にこ…

自分でもちゃらっとできそう!と思ったら大間違い

ときどき残念だなぁ〜、って思うこと。 文章を書くことって、誰でもできることです。 ブログやFBなどの個人の特性が強く出るものは、オーナーが書くことが、上手ヘタを飛び越えて、文章もやはり個性を打ち出します。 でも、たとえば、ウェブサイトのベーシッ…

嗚呼、もったいない!

私が住んでいるのは、昔からの人が住んでいる住宅地です。 そのせいか、住んでいる方が亡くなったりすると、相続の問題もあるのでしょう、マンションへの立て替えが著しい。 つい先日も、100世帯は入るであろう、大型マンションが完成しました。 私は飲食店…

業界用語を使いたがるのはたいがいおバカさんである

食、に限らず、でしょうが専門のことをしていると、かくかくしかじか悩むことがあります。 どういう言葉がふさわしいか。 たとえば、惣菜。 実は活字になるときは、総菜の方が多いんです。 それは、一番大きな理由は“惣”が学校で習う漢字ではないから。 とは…

なりふりかまっちゃいられない!

先日、こんな記事(↓)を投稿したら ricorice.hatenablog.com ど、ど、どーしたの?と知人から連絡が。 事件発生から時間が経ち、気持ちも収まり、 「いやぁ〜、構成を決めて、原稿もほぼ書き終えて、ほとんど形になっていて、あとは確認って案件が、急遽取…

電話1本かけるのにもタイミングがある

食の編集者としての仕事をしていると、企画を立て、飲食店や販売店、業者さんや行政などの団体に打診し、取材、記事を仕上げ、校正をする、という流れで仕事を行っています。 私の場合、フリーランスですから、出版社などから請け負って編集の仕事をしていま…

ひそやかなおしゃれの楽しみ

おしゃれは好きです。 きれいな色やデザインのものを身につけると、それだけで気持ちがあがる。 誰だったか、おしゃれは忍耐が必要と言ったように、怠惰な私はいつもバッチリとはいかないけれど。 私は、情報発信にしろ、編集にしろ、ディレクションにしろ、…