書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

書くこと

ネーミングは最強のキャッチコピー

文章は短ければ短いほどむずかしい。 わかりやすい言葉で、軸をし固定させ、ちょっと外す(意外性だったり)。 これがうまくいければ、本当にしっかりと印象づけられるわけで、 このとき、外す工程を迷いなく振り切るのがいいんだけれど、現実的にはつい守り…

著作権切れをはじめ、まとめてくれる方、ありがとう!

こーゆーのを(↓)整理して公開してくれる人がいるってのは、本当にありがたいことです。 hi.fnshr.info これは、今年2018年から作品が自由に使えるようになった人をまとめたもの。 どういうことかっていうと、日本では、著作権法により、作者が死んで50年の…

ふさわしい肩書きを模索中

自身の肩書き&プロフィールを提出する機会が立て続けにありまして。 こういう要請があると、客観的に自分の仕事を見ることができ、棚卸しができる、ので、なかなかに貴重な機会だなと痛感しています。 ・イギリスの食研究家 ・食の編集者、ダイレクター、ラ…

保存版! 知的財産の知識と考え方

特許庁から2017年11月に発表された 知的教材「デザイナーが身につけておくべき知財の基本」(↓) www.jpo.go.jp 役所に限らず、ですが、ニュースというのはとかく悪いことばかりが流れがちですが、 ちゃんとこんな仕事もやってるんだなっ! 「デザイナーが〜…

ごてごて飾り立てる、もしくは見た目を恰好よくすることがデザインじゃない

以前、すっきりした雑誌のデザインを見て、 「こんなの簡単。誰でもできる」と発言した編集者(あれもこれもごちゃごちゃ盛り込むばかりが能じゃない)。 以前、よくまとまった書籍のデザインを見て、 「テキストを流し込んでるだけじゃん」と発言したグラフ…

自分のことを伝えるのって一番むずかしい

先日、ある方の掲載用プロフィールを書く必要があり、 あれやこれや訊くと、その方がしどろもどろになって、 同席していた方が助け舟を出してくださいました。 「いやぁ〜、自分のことってむずかしいですね!」 深く同意! 私もまったく一緒で、私の名前とプ…

カタカナを使うことはそんなにかっこいいのか

世の中に氾濫している英語(もどき)表現が気持ち悪いし、 会議などでカタカナをちりばめられちゃうとなんだかなぁだし。 もちろん日本語にバシッと当てはまらない言葉はあって、 それは仕方なく、それだけでもそれなりに量はあるので、 それ以外の言葉は誰…

キャッチコピーをつけるってこういうこと!

衆議院選挙2017 2017年10月22日(日)が選挙日で、その前後で選挙関連のニュースはいろいろ出回っていて、 政治的な内容のみならず、その周辺の情報も出てきます。 以前にご紹介した、こちらの記事みたいに、ね(↓)。 ricorice.hatenablog.com 当ブログでは…

ふとんは敷く(しく)、油は引く(ひく)

30歳近くまで、“ひいては”を“しいては”と思っていました、私。 耳で聞くとどっちかわからず、私の耳は“しいては”と認識していたんですね。 ある時、執筆原稿で、つまり仕事で使って、訂正されて初めて知った、という。。。 ものを知らない、っつーのはこうい…

ライターをどんどん現場に行かせるべし!(当たり前のことだけどね)

書くことって、本当に軽視されているなぁ、って感じます。 日本ではほとんどの人が読み書きができるわけで、なので簡単!って思ってるみたい。 とりあえず文字数を埋めることはできる、から。 でもね、受け手はバカじゃない。 多少(あくまで多少ですよ)稚…

ライティングに必要なのは対象を突き放すことである

いまだに誤解がまかり通っているのは困ったもんだ! ライティングも私の仕事の一環で、となると、書くの好きでしょ?と思われているのが、とても面倒くさい。 嫌いではないけれど、仕事として書くときは技術を売っているわけで、そこには当然制約もあり、好…

「いちばん最初」「ダントツ1位」とどうつき合う?

「いちばん最初」「ダントツ1位」とか、 話し言葉としてはついつい使ってしまうのですが、 これ同じ意味の重複表現、なんですよね。 「最初」にはすでに「いちばん」を 「ダントツ」ですでに「1位」の意味を持っているので、 「最初」「ダントツ」だけで、本…

これはまったく笑えない、校正あるある

いやぁ〜、実に身につまされる。 しょっちゅうはないのですが(しょっちゅうだと困る)、 これと似たような経験、何年かに一度は経験しています。 キングコング西野氏の本の帯において、 ダブルクォーテーション・マークを「洋モノ」から「和モノ」にして欲…

書くこと自体は時間かかんないんだけどね

ライティング(執筆)も私の仕事の一部で、 コピーライティングやタイトル命名の短いものから、メニューやアイテム、店紹介、調理や製菓技術、経営などを掘り下げてきく話、 ルポルタージュ(調べもの)や書籍1冊の聞き書きまで、 出版からウェブ、広告まで…

アンゼリカ(東京・下北沢)閉店と記録に残すということ

知り合いのパン屋さんのFB投稿で知りました。 50年続いた東京・下北沢のパン屋さん「アンゼリカ」が今月末、7月31日をもって閉店。 1990年代、よく行きました、私。 togetter.com 池波正太郎が行った店だそうですが (池波正太郎と味覚が違うし、そもそも時…

「30年後の谷根千」に出合う

子どもの頃の移動は小さなものだったけれど、 それでも幼稚園、そして保育園、小学校は3つ、高校は学区外だったことが影響しているのか、 地元感覚、帰属意識が希薄です。 どこにいても、片方の目ともう片方の目で違う世界を見ているような。 人生で一番長い…

「ユニーク」という言葉をどう捉えるか

目にするたび、耳にするたびに違和感を覚える言葉に 「ユニーク」 があります。 割り切って使い分ければいいのでしょうが、ふんぎりがつかずぐらぐらしているので、自分では極力使わないようにしています。 ユニークは英語から来た言葉で、uniqueと綴ります…

「せわしない」か「せわしい」か

資料として、テレビ番組を観ていたときのこと。 忙しいを意味するのに 「せわしい」 という表現がなされ、ひっかかりました。 ん? 「せわしない」じゃないの? このテレビ番組番組、九州制作のもので、 そういえば、以前、九州の方がビジネスメールか文書だ…

目に見えないもの、情報や知識はタダじゃないよ、って話

先日、情報提供協力をした企画があり、そこから支払いの通知が。 同日、これから、もしかしたら携わるかもしれないプロジェクトのすり合わせで、 「ライターの仕事というのは、執筆自体は、全体の5%ぐらいの労力で、むしろ調べものや校正(固有名詞とか年号…

そのひと言が命取りになる

SNSで発信できる、ってことは不特定多数の人に見られる、ってことです。 それに対して無自覚だなぁ〜、ってことをよく目にします。 これが命取りになりかねないのに。 例えば、自分の姉妹が第二子を懐妊した場合。 うれしくって投稿、これ自体は悪いことはな…

“grammable(グラマブル)”という言葉は日本でも浸透するか?

“ググる”が市民権を得て随分と経ちます。 ご存知のように、検索エンジンGoogleからきた言葉で、 “検索する”という意味。 グーグルという音感が日本語の動詞にも置き換えやすく、ググるとなった次第。 (どーでもいいけど、私はネットスケープが好きだったな…

家督かKATOKUか、世襲制かSESHU-SEIか

私はテレビをおいていないので、車のCMでサビの部分が流れているってのを知らなかったのですが、 先週後半のある日、ラジオから2回流れて来て、そのキャッチーなメロディーと意表をつく歌詞で、その気はなかったのにソッコーで覚えてしまいました。 レキシの…

噛み合わないことも、ありのままに開示するのがこれからのやり方

これ、良記事(↓)。 prtimes.jp 3つの点が優れているなぁ、と感じます。 企画全体に流れる予定調和を無視 テレビ番組にその傾向は顕著ですが、結論ありきで話が進められるんですよね〜。 (2年ぐらい前だったか、NHKの週末の朝の番組で“民泊”をテーマに議論…

映像や音声を伴っても“ドキュメント”なの?

見たり聞いたりするたびに違和感を感じる言葉に“ドキュメント”があります。 これって、“ドキュメンタリー”じゃないの? 私の認識だと、 ・記録文書や書類 → ドキュメント ・記録映像 → ドキュメンタリー(同時に、“ドキュメント”が形容詞化したもの) で、実…

しわ寄せは外部、つまりフリーランサーにくるって話

“イギリスの食”や“情報発信サポートやアドバイス”の方がおもしろい! ってこともあり、もともと営業らしい営業はしたことがないのだけれど、それに輪をかけここ数年は、編集やライティングの仕事は、声をかけてもらっても、なんか違うな〜と感じたものは断っ…

待つこと数カ月(1年近く?) やっと入手!

『People Make Places』 届いてから気づいたんだけど、直接購入って手もあったのね。。。 この本の存在を知り、アマゾンをチェックすると在庫なし/取扱いなし。 そのうち入るだろう、とたかをくくっていたけれど、私のチェックのタイミングがずれていたのか…

修行って言ってるけど、大半は修業なんじゃないの

たま〜にですが、托鉢の方に遭遇することがあります。 寺院に行かずとも僧侶の方がわざわざ出向いていらっしゃる、そんなありがたい機会を得たように思え、そのときの財布の中身次第ですが、1度の食事代ぐらいのお布施をします。 すると、「施財の偈」を唱え…

「いただく」と「頂く」と「戴く」と

以前、こちらの記事(↓)を書いたら、反響が大きく、ひらかなや漢字の使い分けって迷いつつ、もしくは知らずに使っている人が多いんだなぁ、と認識。 ricorice.hatenablog.com この「ください」「下さい」に通じる部分も大きいのが、今回取り上げる 「いただ…

最高学府って東大“だけ”じゃないよ

卒業式〜入学式の時期になると、いつももぞもぞしていまいます。 それは、東京大学を形容するのに大学の中のトップの意味で“最高学府”を使うこと。 それをマスメディア自ら積極的にに使っていて、それを見るたびに、ううううう〜ん、な気分に陥ってしまいま…

新聞で一番おもしろいのは書評

新聞を定期的にとらなくなったのは、イギリスから帰国した2001年。 ネットでニュースが拾えるようになったし、それでもときどきは駅の売店やコンビニで買ったりしていました。 それが、今では、たま〜にしか買わなくなって、出張先のホテルや帰省したときに…