書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

仕事について

一生フル稼働で働きたいなぁ

何年前だったかな、イギリスで、ビジネスでお会いした現地の方達とお茶をご一緒したとき。 彼らが早くリタイアしたい! リタイアしたらどういう暮らしをしたいかを話し始め、うちおひとりはまだ30歳前後だったのに、一番乗り気で嬉々として自分のリタイア後…

損といえば損な役回りなんだよなぁ

人を紹介してほしい、という依頼があり、 会ったことはなく、話をしたこともなかったけれど (こういうこと、もはや珍しくない。 1〜2年に一度程度とはいえ、年々もつきあいのある出版社の方とは、会ったことも話したこともないもんなぁ)、 それまでのやり…

1泊2日と2泊3日の間にある大きな違い

2泊3日の出張に行ってきました。 出張と一言で言っても、打ち合わせだったり会議だったり、ひとつのところにとどまって撮影だったり、ロケハンだったり、いろいろですが、 今回は、取材。1日数件を取材×3日。 これ、いつも不思議なんだけれど、2泊3日の取材…

校閲や校正ができるAIが登場、なんだけど

今頃なのか〜、というのが正直な感想(↓)。 www.itmedia.co.jp 校閲や校正は、ほんとアナログな作業で、時間も手間もものすごくかかり、この時代に何やってるんだろう、って気分に陥ることしばしば。 上記記事を読む限り、明記してあるように、パンフレット…

これはこれで、また違った楽しさがある

久しぶりにスタジオで撮影。 撮影するもの自体は小さくても、なかなか大荷物になるので、カメラマンさんに相談して、前日に搬入できるものは搬入。 撮影カットが多くなればプロのスタイリストさんにお願いするのですが、多くないときは、自分でやっちゃうん…

こういうことがあると、よかったなぁ、と心底思う

現在発売中の「OZmagazine」2019年11月号でお仕事をしました。 特集「のどかな旅へ」で、 “九州の湘南”と称される都市近郊の海辺のリゾート、糸島(福岡県)を担当。<br> でもって、紹介スポットの推薦者として、ちらりと(本当にちらり)顔出ししています(↓)…

本日、校了! なんだけど

まるっと1冊請け負った書籍の仕事が本日、校了(これでOKです。あとは印刷屋さん、お願いします!)となりました。 つまり、こちらの仕事としては、終わり!ってことです。 裁量を任される書籍の仕事は長期戦で、終わったときは、妙に高揚感があるか、達成感…

秋晴れの気持ちのいい日の過ごし方

連休中もこもって、16日校了(これで制作サイドのチェック終了。印刷してもいいですよ)の書籍の最終校正を、延々とやっています。 今日は遊びのお誘いもいただいたのですが、近所にいらっしゃるとのことで、(私にとっての気分転換にもなる)ランチだけ同席…

あと、もうひとふんばり!なのだ  

がーん! 1時過ぎにどうにも眠くなって、夜だから大目に(昼間は30分にしている)1時間30分の睡眠でアラームかけて、3時には起きる、はずが、確かに目は覚めたのに、二度寝してしまって、気づいたら6時30分。 書籍の仕事が大詰めで、泣いても笑ってもこの三…

心底がっかり! いまだにこんなことを平然と言うなんて

いいも悪いもなく、へぇ〜、ぐらいの心持ちでいつもは彼らの発言にふれているのですが、 いまだにこんなことを平然と言い放つなんて、私が担当編集者なら、信用しないし、チャンスを見計らって切るね。 miyearnzzlabo.com どこの箇所かっていうと 「編集者か…

虹を見たかい

私の場合は、そこまでそういう案件が多いわけではないのですが、 取材や撮影で風景/景色を伴うことは少なくありません。 ということは、何が大事か、っていうと、天気です。 もちろんある程度考えてスケジュール組みをするのですが、 実際のところ、こればっ…

素直さに感動する

いちばん多いのはメールの見落とし、かな。 アドレスを打ち間違えてエラーで戻ってきたのに気づかなかったり、時空の歪みに吸い込まれたりすることもある。 ほかにも、うっかり忘れたり、ってこともある。 いずれにしろ、よくあることで、私自身、気をつけて…

こういうの不思議だろうなぁ

取材旅行で多いかな、初めてお会いする方々と長時間行動を共にし、移動や食事など仕事以外の時間を共有する時間が長い、ってのは。 いろんなタイプの人がいるし、沈黙が怖いってことも、逆に盛り上げなきゃってこともないのだけれど、他愛ない話をしているこ…

最後にはいつもピタッと決まる

時間をかけてじっくり取材をすることもあれば、数をこなす場合もある。 前者の場合のスケジューリングは取材対象の方、カメラマンさんらスタッフの都合をすり合わせて決めて、なんせそのためだけ、なのでなんらむずかしいことはない。 後者は、たとえばある…

心底ありがたい!と思った件

書籍や雑誌であれば1冊でも売れなきゃ意味がないし、ウェブサイトなんかだとアクセスしてもらわないと、と強く思っています。 私のメインの仕事は制作であり、広報やPRではないけれど、商業ベースである以上、世に出すからには、ひとりでも多くの人に手にと…

自己プロデュースはできない

基本、裏方の仕事ですから、出版物のダイレクション、監督、編集とかって仕事は。 私が表に出るのは、イギリスの食のエキスパートとして、著者としての時。 あらかじめわかっているときは、よし!と心づもりをするものの、なんとも心もとなく、さじ加減に迷…

聞いてみないとわからないのだ

取材も私の仕事の一部なわけで、取材する前に下調べは当然するわけです。 なんでもなんでも調べました、という顔をしていては、相手の引き出しを開けることができないので、初めて聞いた!みたいなフリをすることもありながら。 そして、取材時は、基本の指…

いつまで経っても慣れない。いつもどもってしまう

普段の生活でも仕事でも電話をあまり使わなくなって久しい。 でもゼロになったわけではなく、通話をすることはあって、少なくなったその機会の中で大半を占めるもの、それはアポ入れ(取材依頼)です。 これが私は滅法苦手。 知らないところに電話をするわけ…

気持ちよく仕事ができるかどうかって言い方も大きい

今、かかっているいくつかの仕事、新規だったりってのもあって、うんうん唸りながらやっています。 s 私は発注する側でもあり、受ける側でもあり、それは仕事の内容によるのですが、 書籍1冊とかプロジェクトとか、どんと裁量を任せられる仕事は出版社だった…

モノに置き換えてみたらいいと思うよ

仕事柄、ってわけではないと思うのですが、 「こういう人探しているんだけど、いない?」と訊かれることが時々あります。 私自身訊くことがあるし、そういう人探しから回り回って仕事をいただくこともあるし、 できる範囲でではありますが、できるだけ協力し…

グレーゾーンにも届けたい!

ここのところ、Creepy Nuts、特にDJ松永がお気に入りの私です。 音楽、も、と言いたいところですが、何より、喋りが。 名前のDJは、ラジオDJのDJなんじゃないか、って思えてくる。 で、この放送は聞いていないのですが、書き起こしを読んで、そうなんだよな…

書籍の編集者って助産師、のようなもの

雑誌の場合、私が携わるときはせいぜい特集企画とかで、1冊丸々ってことはなく、取材・執筆をライターさんに発注するとしても、複数の方に出すこともあるし、ひとりの方に任せるにしても、やっぱりそこまでのボリュームではないので、制作期間も含めて短期…

断り方ってあるよなぁ

私の仕事のひとつに取材・掲載の打診があり、もちろんいつでもすんなりOKが出るわけではないし、断られることも少なくありません。 そりゃ、そうです。 その向こうには読者やユーザーがいるとはいえ、こちらの企画のために時間や知識の提供をお願いするわけ…

一気に5000字を書き上げてしまったよ。。。

たま〜に、ですが、具体的な企画以前の大枠の考え方や方向性の見解を求められ、意見をとり交わす、ってことをやっていまして。 その場合、至急、ってことはないので、お互いにある程度まとまった時間がとれたときに長いメールをやりとりするのですが、 今回…

そういうことではなくって

これは長期&大きなプロジェクトの話 (雑誌などの細切れだと当てはまらない)。 私は仕事で、書籍などのダイレクション(映画でいうと監督ですね)をする比率が高く、 となると、進行管理というかスタッフのマネジメントも大事な要素となります。 何もなし…

いつも気持ちに余裕を持ちたい

なんだかうつうつと停滞していた期間を経て、 気づけば目の前にやることがドンと現れた先週。 綱渡り状態で、仕事そのものではなく、むしろ気持ちがバタバタしてしまった先週を経て、 今週は気持ちが少し落ち着きました。 気持ちが尖っているときは、目先の…

メールをスルーされないために

メールが埋もれてしまうのはよくあることで、自分だって読み忘れることはあるのだけれど、 3〜4本の1本の割合で、メールをスルーなさる方がいます。 レスが来ないのと返信の内容で、読んでいなかったのだな、というのがわかる。 その度に再送するのはいい加…

改めて、続けるって大事なんだな

随分前に、飲食店の大御所オーナーシェフを取材したとき。 元々は料理人としてキャリアを始めた方だったけれど、取材時にはメイン業務がレストラン経営にスライドなさっていた。 その取材は、お昼にさしかかる時間だったので、賄いも準備してくださった。 食…

ピリピリする状況だからこそ、ゆる〜い態度で

現在進めている企画の撮影が無事終了しました。 今回は、著者・監修、カメラマンさん(+デザイナーさんも出版社も)、私、それぞれが離れていて、集結して撮影、という動き。 ということは、うっかり!とか、忘れちゃった!とかを避けて、限られた時間で確…

ありがたいなぁ、ほんと、ありがたいねぇ

先日、高校の同窓会に出席したときのこと。 卒業年に関わらず、同窓生が集まる会で、今年は私の学年が当番期で、事前準備には参加できないものの、当日は多少なりとも手伝いを、と参加しました。 どんなものはよくわかってなく、すると会場には物販コーナー…