書くこと、編むこと、伝えること

編集者、ディレクター、ライター、情報発信サポーター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

仕事について

結局、いいもの、社会に貢献できるものだけが生き残る

ちゃんと対価を得る、というのはもちろん前提として大事なんだけど、 だからといって目先の自分の利益とか、すぐに儲かるに走るのは違うと思っていて、 大仰な言い方になっちゃうけど“社会に貢献できる”ってこと、 それは、欲しいなと人々が感じている情報や…

プロジェクトごとにプロが集まる、ゆるいつながりで

まだどーなるか???ではあるのですが、 ご紹介をいただいて、これから立ち上げるというプロジェクトの顔合わせに行ってきました。 本音を言うと、乗り気じゃなかったんです。 というのも、情報を扱う仕事って目に見えないせいか、ぞんざいに扱われるから。…

1位を獲りにいく! いつもそう思ってるよ

書籍が出版される経緯やタイプはいろいろあります。 とりあえず、今、これが売れてるから本にしよう、とか、この人のネームバリューで、ってのはよくあるもので、話題本として取り上げられるのもこの類。 企画も通りやすい。 これはこれでいいのだけれど、私…

いよいよ始動。新しいわくわくが止まらない

『ドイツパン大全』制作が終わるタイミングで、次の書籍のプロジェクトがいよいよ始動となり、 先日、第1回目の撮影が終了! ふだんは、それぞれがそれぞれの持ち場で仕事をしてる人たち、 監修の方、カメラマン、ライター、出版社の編集担当者 が集まって、…

みんながこうだからこうあるべし!の時代ではなくなった(万歳!)

メディアをはじめ、発信する側はこのことを真摯に受け止めたらいいと思う(↓)。 headlines.yahoo.co.jp 村上春樹がどーのこーのではなく、煽り商法はもう賞味期限を迎えたってこと。 “話題のベストセラー”とか、映画の“ハリウッドが感動” “全米が涙”とかも…

立場が真逆になって初めて見えること

私のやっている仕事のなかで一番長いのが編集(制作指揮、映画でいうと監督)。 裏方の総本山ともいえる仕事で、企画を立てあれやこれやお願いするという流れ。 そこには取材も含まれ、当然、取材する立場となります。 仕事を長くやっていいると、また、イギ…

おあいにくさま。もう献本はしない

本日、6月5日『ドイツパン大全』発売です! (私は編集、制作指揮、映画でいうと監督という立場で仕事をしました) で、本を作ったら、次は売る!の段階に入るわけでして。 数年前までは、興味をもってくれそうな雑誌や新聞に、新刊紹介や書評として取り上げ…

本を作った次は、売る! 商業出版である以上やっぱり売れて欲しい!

やっとお目にかかれました『ドイツパン大全』。 発売日が6月5日なので、ひと足早く手に取って見ることができるのは(数少ない)制作サイドの特権ということで。 これまではページごとにみていたものがこうやって本という形に収まり、ついに初見。 手前味噌な…

結局、当たり前のことをていねいにきちんとやる、なんだなぁ

news.yahoo.co.jp web-tan.forum.impressrd.jp 先日まで224ページある本の最終段階、つまり校正にかかっていました。 この手の仕事をするときに んも〜っ! 時代はこんな進んでいるのに、いつまでこんな家内工業制作業をせねばならんのだ! “てにをは”や文字…

数打てばうまくなる!のは間違いないので

ふと目に留まったのは、プロの美容師になるためにご協力を、みたいな謳い文句。 廉価でカットやカラーリングモデルになってください、ってこと。 予約不要で、空きがあれば、ということで、 訊けば大丈夫ですよ〜、ただ慣れていないので終わりの時間は確約で…

うまくいっているときは物事は一見淡々と進んでいる

制作の現場というと、とかく戦場のごとく バッタバタでやいのやいのやっているイメージがあるかもしれませんが、 私の場合はフリーランスで分業でやってるから、ってのもありますが、 こういうのは違うかなー、と。 わさわさやっていると傍目には仕事してい…

世に出す前にプロの目を通してくださ〜い!

“お飾りの英語・撲滅キャンペーン”な私です。 どーゆーこと? こーゆーこと(↓)。 例1. アイスコーヒー/Ice Coffee(正しくはIced Coffee) 例2. ピアス/Pierce(正しくはPierced earrings。英語圏だとピアスが前提となっているので、Earringsでも可。※pi…

手が離れると同時に次が始まるので、改善しつつ!

終わった〜っ! 責了! 企画が通ってかれこれ1年。ダイレクションを担っている書籍の仕事が終わりましたっ! 刷り見本があがってきて、 色味と最終校正をして。 で、校正は4回目でこれまで手を抜いているつもりはなかったけれど、 見るたびに朱字が入る悲し…

屋号をつけるってほんっとむずかしい!

昨年末、名刺を一新する際に、ダイレクション(&デザイン)をお願いした 同業者(編集者・ダイレクターね)の方に 屋号つけた方がいいよ、 とアドバイスされ、そのときは、う〜ん、ぐらいのものだったのですが (というのも、名刺作りの軸はそこではなかっ…

だんだんと感覚が研ぎすまされてくる

舵取りをしている書籍制作。 印刷所への入稿(レイアウト、テキスト、写真など必要な素材を渡すこと)が終わりました! といっても、あとは印刷するだけの完全データ入稿ではなく、刷り見本が出て、色味を確認します。 このとき、修正がないにこしたことはな…

とりあえず会いましょう、って何なの?

ほんっと、多いんですよね、 主旨を伝えず、とりあえず会って話しましょう、って。 そこでロクな目に遭ったことがありません。 行くまでの交通費とかもだけど、なにより時間をとられるのが、たまんない。 まずは企画内容と条件を提示してください。 それでお…

大変な状況に遭遇したら試されているな、って思う

仕事ってスムーズにいくことばっかりじゃない。 むしろ、理不尽なことやトラブルは常につきまとう。 ときどきヘビーなものにも遭遇します。 そんなとき、 あ〜、これって試されているな、 って思います。それは一緒に仕事をしている方々からではなくって、こ…

ひとつ終わって、ひとつ始まる

今進めている書籍プロジェクトが大詰めで、著者の方、デザイナーさんと四六時中てんやわんやな状態です。 仕事自体はバタバタなので、こんな時ってきりきりしている空気が流れてもちっともおかしくないのに、やりとりはおだやかで、こっちのストレスがないの…

第三者に綴ってもらったプロフィールは・・・

ある企画にご協力をしました。 名前と肩書きも入れてくださるということで、ご担当の方はまったく知らない方じゃないし(といっても挨拶をしたことがある程度ですが)、何より企画に沿ったものがいいだろうから、お任せしました。 確認のご連絡をいただき、…

ボランティアって滅私奉公って意味じゃないよ

よく、自分はボランティアでやってるから、とか、使命と理想があるから、とか、 その人たちが本当に自腹でやっていれば別だけれど、 それを理由に、こちらにもそれを共有して仕事をやってくれ、と言う人がいます。 わかりやすく言うと、廉価もしくはタダ同然…

鋭意制作中!の本の表紙が決定したよ!

今、私がかかっている仕事のひとつに本制作の舵取りがあります。 要は、編集者という立場なのですが、出版社から裁量を任されているので、実質的な編集長といったところ。映画いうと監督みたいなもんです。 案が6つもあがってきた表紙の、出版社の会議が先週…

噛み合わないことも、ありのままに開示するのがこれからのやり方

これ、良記事(↓)。 prtimes.jp 3つの点が優れているなぁ、と感じます。 企画全体に流れる予定調和を無視 テレビ番組にその傾向は顕著ですが、結論ありきで話が進められるんですよね〜。 (2年ぐらい前だったか、NHKの週末の朝の番組で“民泊”をテーマに議論…

6次産業化は農業や漁業に限った話じゃない

私の仕事のキャリアでは、本や雑誌制作が一番長く、出版業界にずっと足をつっこんでいます。 私自身は、現在の出版業界の斜陽は、傲慢と怠慢が引き起こした、と思っています。 “紙媒体を世に出す”は軸のままでもいいのですが(本当は思い切って変えるのがい…

水菓子をお願いして、登場したものは

先日、ある和食屋さんで食事をしたときのこと。 おまかせで季節のあれこれをいただき、日本酒も多少いただき、すっかり満ち足りた気分に。 ひととおり料理が終わったあと、お店のご主人に、 「よろしかったら水菓子はいかがですか」と。 お腹はすでにいっぱ…

ひとりでやる仕事、チームでやる仕事

目下のことろ、日々大量の校正に追われています。 というのも、私が舵取りをしている本の仕事のひとつが、いよいよ大詰めに入ったから。 そんな中、表紙案が届きました。 なんと6案! 3案ぐらいは欲しいな、とお伝えしたところ、その倍! しかも、どれもアプ…

映像や音声を伴っても“ドキュメント”なの?

見たり聞いたりするたびに違和感を感じる言葉に“ドキュメント”があります。 これって、“ドキュメンタリー”じゃないの? 私の認識だと、 ・記録文書や書類 → ドキュメント ・記録映像 → ドキュメンタリー(同時に、“ドキュメント”が形容詞化したもの) で、実…

しわ寄せは外部、つまりフリーランサーにくるって話

“イギリスの食”や“情報発信サポートやアドバイス”の方がおもしろい! ってこともあり、もともと営業らしい営業はしたことがないのだけれど、それに輪をかけここ数年は、編集やライティングの仕事は、声をかけてもらっても、なんか違うな〜と感じたものは断っ…

待つこと数カ月(1年近く?) やっと入手!

『People Make Places』 届いてから気づいたんだけど、直接購入って手もあったのね。。。 この本の存在を知り、アマゾンをチェックすると在庫なし/取扱いなし。 そのうち入るだろう、とたかをくくっていたけれど、私のチェックのタイミングがずれていたのか…

もう少し、もう少し、もう少しの歩みがもう少し

長い間、私の仕事の屋台骨となっている、(主に紙出版の)編集やライティングという仕事。 ここ5年は、もともと営業的なことはしていなかったけれど、ますますしなくなり、打診をいただいたものでも、う〜ん、違うな、という案件は断ったりもするという状況 …

ぱっと見でそれとわかるデザインの優秀さ

ある日、仕事で訪ねた会社で、仕事の話はひととおり終わり、他愛ない話をしていたときのこと。 「へぇ〜、イギリスの食の仕事もしてらっしゃるんですね。そうそう、私、ミニに乗ってるんですよ〜」 「でも、今やドイツ車ですからねぇ」 「いやいや、私のはロ…

名刺を新調して1カ月以上経ちました

昨年末からとりかかり、新しい名刺ができたのが2月中旬。 かれこれ1カ月以上が経過しました。 私が名刺を渡すことがもっとも多いのは取材先。 雑誌などの短いスパンの編集やライティングに関わっているときです(書籍や連載など大きなものはスタッフが固定さ…

きれいが過ぎると、スキがないと、どっと疲れる

うちにはテレビをおいていません。 なのでテレビを観るのは、ホテルだったり(出張がそれなりにあるので)、誰かの家だったり。 ホテルだとそう感じないけれど、人ん家でテレビを観ると、地デジに移行して画面が大きくなったこともあるんだろうけど、なんか…

私がブログを続けていることを本気でほめてくれる人たち

このブログのほかに、ライフワークであるイギリスの食についてのブログを運営しており、毎日両方のブログに記事を投稿しています。 1日最低2つは記事をアップしている、ってことです。 ricorice.exblog.jp これ、気づいた方は感心なさいます(えへへ)。 そ…

つながる、つながる、つながる!

偶然か必然か。タイミングとか縁とかって不思議だなぁ〜。 1カ月前ほどにたまたま会った知り合いの方と他愛ない話をしていて、「情報発信のサポートとか、ライティングのアドバイスとか、メディア攻略とか、今の私は、こっちをきちんと構築しないといけない…

迷っても言い切る方がいい

人間100%の気持ちになることなんてないのですが、 でも、肝心なことは言い切った方がいい。 ブログのタイトルとか、文章のまとめとか。 ここに“私はこう思います”とか“私はこう考えます”っていう言葉は不要。 (本来は本文にも要らない、のですが、これはな…

情報の拡散は、見た目こそ大事よ

いつだったか訊かれたことがあり、計算すると、 これまで取材した飲食店はどう少なく見積もっても1000はくだらない。2000軒はゆうにいっているんじゃないかなぁ。 (私は食関係のライティングや編集が、自分のキャリアで一番長い仕事です) で、今もこの仕事…

ブログはタイトルが命。これで読まれるか読まれないかが決まる

ネットメディアにふれていると、つくづくコピーライティングの世界だなぁ、と感じます。 わかりやすいのがブログ。 ブログはタイトルがすべて、と言っても過言ではありません。 なぜかって。 自身が検索やサーフィンするときのことを思い出してみてください…

相談して、そして相談された日

これまで出版にしろ広告にしろ、紙にしろウェブにしろ、大きなくくりではマスメディアにいて、今もそこで仕事をしていて、 自身のライフワークのイギリスの食という仕事もするようになり、 そこに新しく “情報発信サポート(SNSの発信方法、ブログのタイトル…

今どき電話のコミュニケーションは“絶対”ではない

私、電話が苦手です。 突然かかってきて時間を搾取される。 考えごとをしていたらいったん思考が打ち切られる。電話を切って、それをもとに戻すのに時間がかかる。。。 (なので、ときどき電話がテロに思える。。。) 自分がこんなだからかけるのも苦手。 な…

メールコミュニケーションは若者に学べ!

つくづく昨今の若者のコミュニケーション能力の高さに驚く。 ひと言でいうとスマート。 仕事だとメールでのコミュニケーションが主体になり、これがめっぽう上手い。 具体的にどういうことか、というと、 ・要点を整理して伝える ・必要事項がわかりやすくま…

SNSの更新頻度と売上高の増加は関連している

国の機関、中小企業庁による「小規模企業白書2016年版」。 http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/PDF/shokibo/03sHakusyo_part1_chap2_web.pdf このなかで、前半に小規模事業者が宣伝におけるIT活用についての調査結果が掲載されています。 い…

“売らんかな”の押し売りはしない

ひと昔前はそれでよかったのでしょうが、 今はあからさまな“売らんかな”では売れないんですよね〜。 仕事でそういう話を見聞きし、感覚としては理解していたことが、 実際に体験すると、本当にそうなんだなぁ、と納得します。 私の場合、扱っているのが情報…

編集とは削ぎ落とす作業である

雑誌にしろ、本にしろ、ウェブにしろ、 編集っていうのは、いろんなものをあれこれ詰め込むって思われがちなのですが、 結果として、これは逆効果。 “何でもあり”は、“何にもなし”だから。 何をうたいたいか、一番言いたいことは何か、強味のあるセールスポ…

男の子とか、女の子とか

仕事柄、オーナー、経営者、社長といったトップの方々にお目にかかることが多くあります。 おっしゃっている内容もこちらに対する姿勢も素晴らしい!と思うのに、ときどき、残念だな、と思う言葉を発する方がいらっしゃいます。 それは、 男の子、女の子 と…

経済産業省のウェブサイトにこんなのが!

ある日、なんとなくぶつかったのが、経済産業省にあったこんなコンテンツ。 http://ベンチャー企業の経営危機データベース ~83社に学ぶつまずきの教訓~ http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/kikidatabase/ 成功例はごまんとあるけれど、失敗例のみに…

が、が、が、が、が、の連射に注意せよ!

自分のだけでなく、人の文章に目を通すのが私の仕事の一部です。 多用されていて惜しいなぁというものがいくつかあり、これもその一例。 “が” ん?と思われるかもしれませんね。 文章と文章のつなぎ言葉の“が”です。 例を出しますね。 昨日は雨が降っていた…

修業で時間をムダにしなくてもいい

10年ぐらい前だったか、テレビで安藤忠雄建築研究所に密着する番組がありました。 (私は、生き物としての安藤忠雄が大好きなのです!) もともと建築に興味があり(今もですが)、そのときに思ったこと。 「自分が建築家、自分の名前で作品を世に問う建築家…

直接会ったりしないからこそ

インターネット、メールやメッセンジャーのおかげで直接会うどころか、話をしなくても仕事ができるようになりました。 何でもないことで電話をしてきたり、資料を渡すとかでいちいち呼びつける人がいるけれど(マウンティングなのでしょう)、もうね、勘弁し…

たまには座学もいいもんです

机に座って学習するタイプでない私。 なかなか自分からそういう機会を求めて、ってことがないので、案内をいただけると、 「たまにはこういうものに参加するか!」 といった気持ちになります。 そんなわけで、2月17日(金) 西日本シティ銀行、NCBリサーチ&…

時代が変われば評価も変わる!

忘れもしません、私が自分のコンピュータを手に入れたのは1995年。 マッキントッシュがモデムを搭載したマシンを販売する、というので、 インターネットすごい! こんな画期的なことってあったかしら!と熱にうかされたような状態だった私は、待ってました!…