メディアについて
ツイッターだったかFBだったか、 “フリーペーパーや雑誌はゴミ” って投稿があったのをみて、もっともだなぁ〜と思った件。 そうよね〜、メディアに足を突っ込んでいる私ですら雑誌、ほんとに買わなくなったもの。 資料として必要に迫られて、は、買うけれど…
1980年代後半から90年代にかけて、 東京・新宿は小滝橋通りのレコード店を回りながら(もっともレコード自体は渋谷や下北沢、吉祥寺で買うことが多かったのですが)、 よく買ったのが、イギリス発音楽情報紙『NME』。 www.nme.com(ちなみに“NME”は“New Musi…
向こうがどう思っているかはおいておいて、 私には、励みをもらい、明日への活力をもらえる人たちが、 多くはないけれど、それでも片手で数えられるぐらいはいます。 私は数年前に住居こそ遠くに移したのですが、仕事のほとんどが東京なので、 ここのところ…
現在、3冊の食書籍のディレクション(映画で言うと監督)をしておりまして、 校正(内容チェック)の段階に入ると、目の前の大量なページを日々とにかくこなすこなす、ですが、 なんせ長期戦ですから、それまでは亀の歩みのようにじわじわと進める、という状…
取材して記事にして、というのを長いことやっているので、 取材ってどーやってやるの? って訊かれることがあります。 私は人の取材のやり方をみたことはないんだけれど、 私自身の目に見える工程としてはこんな感じ。 1. 企画意図の把握 2. 取材骨子の構築…
些細なつながりを、あたかも関連が深いように大きく扱う。 カズオ・イシグロを日本人として、もてはやしたのがいい例。 余計な演出を施してスポーツ中継をどっちらけにする。 関係のないお涙頂戴物語を差し込むのがいい例。 先日、取材を受けた案件の内容確…
お正月といってもね〜。 なんせ、20歳ぐらいまで、お重に入ったおせち料理とかきれいなお雑煮とか過去の遺物と信じて疑ってなかった私ですから(おせちもお雑煮も、全然好きじゃないし)、 日常プラスアルファぐらいのもんで、 日常との一番の大きな違いはテ…
headlines.yahoo.co.jp 出版業界が斜陽に入って久しいとされ、 紙媒体が売れなくなっていることを嘆き、雑誌が減っていることを残念がり、 だけれど、そんなの時代の流れで当然だと思う。 おっ!ってのはときどき、あとは見とくか、の資料として買うぐらい。…
特許庁から2017年11月に発表された 知的教材「デザイナーが身につけておくべき知財の基本」(↓) www.jpo.go.jp 役所に限らず、ですが、ニュースというのはとかく悪いことばかりが流れがちですが、 ちゃんとこんな仕事もやってるんだなっ! 「デザイナーが〜…
編集、研究という仕事柄、紙媒体、書籍の資料を求めることが多く、 そこには古いものも含まれるのですが、 残念なことに絶版になっているケースも少なくない。 丹念に作られ、資料性が多いものがあるのに、それは残念なことです。 絶版になったけれど、埋も…
デロイトトーマツコンサルティングが2017年10月17日(火)に発表した、 情報・ニュース収集について調査した結果がこれ(↓)。 www.itmedia.co.jp へええええ〜。 この記事では、新聞離れと言っているけれど、 私は、むしろ、まだ多いなぁ、という印象。 ミ…
いやね、毎日おしゃれするほどの気力はないけれど、 先日も久しぶりに下北沢を歩いて古着屋に入ってキャッキャ言ったし、 プロパーなアイテムの手触りのよさにすりすりしたくなることもあるし、 プチプラで安くてしゃれた商品があるのを見て驚くこともありま…
先日利用した長距離バスのポケットにあって、 何気なく眺めていたら、これがおもしろいのなんの! 「バスびより」 広島バスセンターが発刊している小冊子で、 私が手にしたのは、2017年6月1日付け、広島バスセンター60周年超特大号Vol.13。 バスを使って行け…
時代は変わるし、かつての基準の延長線上のマスパワーってものが期待できないのは明白だけれど、 それでも、私がメディアに携わっていることを知っている人たちが、 ときに、むやみやたらに近づいてきます。 その最たるものが、「自分の本を出したい!」。 …
細かい部分では、私の意見と違うところはあるけれど (日本のニュース番組のレベルが高いとは、私には到底思えない)、 本筋としては、そのとおり!なのが、 デイヴ・スペクターのこの意見(↓)。 www.dailyshincho.jp これ、テレビ番組だけじゃないよね、 …
かつては写真や文章を勝手に使われるのはちょっとなぁ、と思っていたのですが、 そんなことに対策を講じても意味ないんじゃないか、 むしろいいことでも悪いことでもがんがん使って(このとき出典元を入れてもらうとうれしい) 拡散してもらった方がいい、 …
自分の、自分だけの仕事を作りたいなぁ、そのためにはまずは自分の持っている情報をアウトプット、発信することだなぁ。 できるところから着手しようと、ブログの毎日更新をするようにしたのが2012年春。 それはイギリスの“現在進行形”の“リアル”な食情報(…
出版不況と言われて久しい(この一因は自分たちある、と私は思っていますが)。 現在、私は ・イギリスの食研究家 ・個人事業主や中小企業の発信サポート ・出版物や販促物、ウェブメディアにおける編集や執筆 といった仕事を生業をしていて、キャリアだけみ…
全然関連性がないのに、仕事が集中したり(その逆も然り)、似たような話題が続いたり。 こういうことよくあります。 先日、人と会うごとにそんな話になったのが、 “編集者がいない。そもそも編集者とはなんぞや” うむむ。 編集者ってわかりづらいので、私は…
知り合いのパン屋さんのFB投稿で知りました。 50年続いた東京・下北沢のパン屋さん「アンゼリカ」が今月末、7月31日をもって閉店。 1990年代、よく行きました、私。 togetter.com 池波正太郎が行った店だそうですが (池波正太郎と味覚が違うし、そもそも時…
子どもの頃の移動は小さなものだったけれど、 それでも幼稚園、そして保育園、小学校は3つ、高校は学区外だったことが影響しているのか、 地元感覚、帰属意識が希薄です。 どこにいても、片方の目ともう片方の目で違う世界を見ているような。 人生で一番長い…
メディアをはじめ、発信する側はこのことを真摯に受け止めたらいいと思う(↓)。 headlines.yahoo.co.jp 村上春樹がどーのこーのではなく、煽り商法はもう賞味期限を迎えたってこと。 “話題のベストセラー”とか、映画の“ハリウッドが感動” “全米が涙”とかも…
news.yahoo.co.jp web-tan.forum.impressrd.jp 先日まで224ページある本の最終段階、つまり校正にかかっていました。 この手の仕事をするときに んも〜っ! 時代はこんな進んでいるのに、いつまでこんな家内工業制作業をせねばならんのだ! “てにをは”や文字…
21年前の1996年6月から7月頭にかけての約1カ月、イギリスを旅行していた私。 このとき、何があったかというと、伊達公子選手のウィンブルドンでの活躍、ってのは日本でもっとも知られたイギリスでの出来事かもしれませんが(かく言う私もロンドンの友人宅で…
私は文章を読んだり書いたりよりも、数字やデータ、グラフを眺めたりしてアレコレ思いをめぐらせる方がよっぽど好きでして。 なわけで、もう、思わずじっくり読んじゃったじゃない(↓)。 www.garbagenews.net これ、雑誌の売上げ部数などを、ジャンル別にグ…
ジュリアン・アサンジュ/Julian Assange チェルシー・マニング/Chelsea Manning 誰それ?という方はぐぐっていただくとして、 立て続けに彼らについての大きな報道があり、 こういうのを日本のメディアが取り上げないのはもはや慣れ切っているけれど 普段や…
これ、良記事(↓)。 prtimes.jp 3つの点が優れているなぁ、と感じます。 企画全体に流れる予定調和を無視 テレビ番組にその傾向は顕著ですが、結論ありきで話が進められるんですよね〜。 (2年ぐらい前だったか、NHKの週末の朝の番組で“民泊”をテーマに議論…
私の仕事のキャリアでは、本や雑誌制作が一番長く、出版業界にずっと足をつっこんでいます。 私自身は、現在の出版業界の斜陽は、傲慢と怠慢が引き起こした、と思っています。 “紙媒体を世に出す”は軸のままでもいいのですが(本当は思い切って変えるのがい…
『People Make Places』 届いてから気づいたんだけど、直接購入って手もあったのね。。。 この本の存在を知り、アマゾンをチェックすると在庫なし/取扱いなし。 そのうち入るだろう、とたかをくくっていたけれど、私のチェックのタイミングがずれていたのか…
長い間、私の仕事の屋台骨となっている、(主に紙出版の)編集やライティングという仕事。 ここ5年は、もともと営業的なことはしていなかったけれど、ますますしなくなり、打診をいただいたものでも、う〜ん、違うな、という案件は断ったりもするという状況 …