書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

メディアについて

コメント欄をじっくり読むとします

別段、紙にこだわっているわけではないけれど、愛着はある。 出版不況と言われて久しく、日本語マーケットは縮小しているし、デジタルに取って代わったことは随分増えたし、 でも、どこかエリート意識があり、そこに慢心しているから、ってのも理由だと思う…

これ、この世界だけの話じゃないよね

dot.asahi.com そうだよなぁ〜。 テレビをおいていない生活が10年近い私ですが、出張先のホテルや帰省時などでテレビを観てもほとんど違和感がないのは、画面に現れる人たちの顔ぶれがさして変わっていないから、なのは間違いない。 一般誌系についても同じ…

ぼんやり感じている、身も蓋もないこと

もとには戻らない。 新型コロナウイリスで外出自粛が要請され、望む/望まないにも関わらず、家に過ごす耐性を試された時間だったんじゃないかな。 私のように、もともとメインがリモートワークで、内向型で、家にいることが苦ではない、って自覚があった人も…

構造的な問題ゆえじゃないの

3月はよかったんですよね〜、書籍の売れ行き(↓)。 ricorice.hatenablog.com ですが、4月は前年同月比で21%減とのこと(↓)。 this.kiji.is これ、需要はあった、確実にあったと思うんですよね。 なんせ新型コロナウイルスにより、おこもりになり、時間を…

確かな手触りが欲しいから、ってのもあるんじゃないかな

3カ月前に移り住んだところは、大きな商店街があり、 スーパーマーケットやドラッグストア、八百屋さんやお肉屋さん、酒屋さん、花屋さんなど、いわゆる商店は時間こそ短縮しているものの営業しているし、 飲食店やカフェなどは閉めているところもあるけれど…

“読むこと”の復権が起こるのか

ここ1〜2カ月ぼんやり感じてること。 ・人々が家で自由に使える時間が増えたこと ・不安定な現状からの逃避 などから、“読むこと”の復権が起こるんじゃないかなぁ、と希望を込めてぼんやり感じています。 まあ、それも状況によって大きく変わっちゃうんだろ…

紙はなくならない。立ち位置は変わるけど

大事なものはフィジカルだったりアナログだったりで欲しくなってしまう私。 紙媒体の衰退と言われて久しく、 私自身は、それは、出版業界があぐらをかいていたんじゃないか、自分たちエライ!に支配されていたからじゃないか、ってのも大きな要因だと思うの…

テレビだけじゃないんじゃないかな

テレビをおかない生活となって9年近くになります。 それでも、出張先のホテルや帰省したときなどにテレビを観る機会はあるわけでして、 そこで、too muchだよなぁ、でもその傾向はますます強くなっているよなぁ、と思っていることを、出演者自らが語っていま…

文字を読むこと自体は減っていないんだよねぇ

2019年の出版市場は紙と電子を合わせると0.2%とわずかながら、1997年以来の増加になったそう(↓)。 www.bunkanews.jp 文字を読むこと自体は減っていない。 でも、雑誌や書籍を読むにあたって、パッケージが変わったし、目的/姿勢も変わった。 伝えたい軸や…

雑誌を買わなくなったけれど、それでも

結局、ほとんどの雑誌ってすきま時間を埋めるための退屈しのぎだったんだよなぁ。 先日、何気ない話をしていたときに、ご一緒していた方は同じような仕事をしていることもあり、 「雑誌を買わなって久しいなぁ」から、 「じゃあ、仕事を離れて、あくまで個人…

私のブック・オブ・ザ・イヤー2019

爽快にして痛快! 昨年2018年末に発売されたときに、表紙のインパクトも手伝って、気にはなっていたものの、 よくあるブスの自虐エッセイ(前書きで否定してあるんだけどね)、もしくは社会学的な味付けをした被害者意識の高いブス本だと思っていたのよね〜…

賞を受賞するということ

微力ながらも参加している者としても、うれしいニュース!(↓) www.web-soigner.jp award.nicoanet.jp 受賞対象になった“北九州特集”号は、本当に素晴らしく、雑誌だからできることの明るい可能性を感じました。 発売されたとき、絶賛するあまり、人に配っ…

賞を受賞するということ

微力ながらも参加している者としても、うれしいニュース!(↓) www.web-soigner.jp award.nicoanet.jp 受賞対象になった“北九州特集”号は、本当に素晴らしく、雑誌だからできることの明るい可能性を感じました。 発売されたとき、絶賛するあまり、人に配っ…

う〜ん、それは違うんだよね〜

取材でおうかがいした方が、新聞社やテレビ局に自ら売り込みをした、とおっしゃっていて、 同席された出版社の編集部の方が「羽根さんも見習った方がいいんじゃない」と何度もおっしゃり、 その場では何も言わなかったけれど、やっぱり違うんじゃないかなぁ…

心底がっかり! いまだにこんなことを平然と言うなんて

いいも悪いもなく、へぇ〜、ぐらいの心持ちでいつもは彼らの発言にふれているのですが、 いまだにこんなことを平然と言い放つなんて、私が担当編集者なら、信用しないし、チャンスを見計らって切るね。 miyearnzzlabo.com どこの箇所かっていうと 「編集者か…

メディア出演はバロメーター

「グレーテルのかまど 〜幸せを運ぶブラウニー〜」(Eテレ)に出演しました。ちょろっと、ですが。 (この後の再放送は、Eテレで6月17日(月)10.25〜) ricorice.exblog.jp 紙媒体(書籍とか雑誌とか)の制作(ダイレクション(指揮)、企画、構成、執筆)…

私が目の当たりにした献本の行方

社員ではなく、フリーランス編集者の立場の私。 今では大抵打ち合わせ室に通されるし、また顔を出すことも以前ほどはなくなったのだけれど、 出版社の編集部を訪ねたときに、ショッキングだった光景として、 献本された本が、机に無造作に積まれていて(読ん…

“きれい”も“かわいい”も“ナチュラル”もお腹いっぱい!

インスタ映え/grammableが“重要案件”となって数年。 本が出たり、口説き文句で使われたり、あまりに出回っていて、しかも実際に“きれい”“かわいい”“ナチュラル”のオンパレードに食傷気味な私です。 疲れたよ〜。 だってそこには、こう見て欲しい、こう見せた…

とにかくショックが大きすぎて広すぎて

4月11日の夜が更けゆく頃、ぱっと開いたFBのニュースフィードに各メディアからのびっくりするようなニュースが、次々と上がってきて、言葉を失ってしまいました。 いや、おそらくいつかは来る瞬間だったんだけど。 ジュリアン・アサンジュ逮捕! ウィキリー…

ようやく自分のウェブサイトを立ち上げました!

1995年に自分のマシンを持って、ネットにつないで、 自分のウェブサイトが欲しいな、と思ったものの、 HTMLもろもろに匙を投げ(マック・パフォーマの微妙なレベルの初期不良があったんじゃないか、って思う)、 なんだなんだで20年以上(!)経って、ようや…

20ン年越しの夢を制作中です!

自分のマシン(コンピュータ)を購入し、ネットにつないだのが1995年。 (厳密には違うけれど)マスもミクロも同じ土俵に立てる、国境も超える、 まさにwindow to the worldだ〜〜〜〜〜っ!!!ワクワクすると同時に、自分のウェブサイト作ろっ!と意気込ん…

情報伝達のタイムラグについて考え始める

七夕の7日(土)の夜10時頃、イギリスの友人からSkypeがきて話したときのこと。 用件を話し終わり、もうちょっとでワールドカップのクォーターファイナルだね〜、なんて他愛のない話をして、体調がよくなくって今週半ばは寝込んでた、と言うと、えっ!となり…

フリーペーパーや雑誌はゴミ、ってのはもっとも

ツイッターだったかFBだったか、 “フリーペーパーや雑誌はゴミ” って投稿があったのをみて、もっともだなぁ〜と思った件。 そうよね〜、メディアに足を突っ込んでいる私ですら雑誌、ほんとに買わなくなったもの。 資料として必要に迫られて、は、買うけれど…

紙よさらば。舵取りをしないと船は沈むだけ

1980年代後半から90年代にかけて、 東京・新宿は小滝橋通りのレコード店を回りながら(もっともレコード自体は渋谷や下北沢、吉祥寺で買うことが多かったのですが)、 よく買ったのが、イギリス発音楽情報紙『NME』。 www.nme.com(ちなみに“NME”は“New Musi…

切磋琢磨しあえる人がいる幸せ

向こうがどう思っているかはおいておいて、 私には、励みをもらい、明日への活力をもらえる人たちが、 多くはないけれど、それでも片手で数えられるぐらいはいます。 私は数年前に住居こそ遠くに移したのですが、仕事のほとんどが東京なので、 ここのところ…

拾うよりも捨てるほうがむずかしい

現在、3冊の食書籍のディレクション(映画で言うと監督)をしておりまして、 校正(内容チェック)の段階に入ると、目の前の大量なページを日々とにかくこなすこなす、ですが、 なんせ長期戦ですから、それまでは亀の歩みのようにじわじわと進める、という状…

なぜ取材をするのか、ってこと

取材して記事にして、というのを長いことやっているので、 取材ってどーやってやるの? って訊かれることがあります。 私は人の取材のやり方をみたことはないんだけれど、 私自身の目に見える工程としてはこんな感じ。 1. 企画意図の把握 2. 取材骨子の構築…

過剰な盛りは、もはや要らない

些細なつながりを、あたかも関連が深いように大きく扱う。 カズオ・イシグロを日本人として、もてはやしたのがいい例。 余計な演出を施してスポーツ中継をどっちらけにする。 関係のないお涙頂戴物語を差し込むのがいい例。 先日、取材を受けた案件の内容確…

箱根駅伝と高校サッカーと

お正月といってもね〜。 なんせ、20歳ぐらいまで、お重に入ったおせち料理とかきれいなお雑煮とか過去の遺物と信じて疑ってなかった私ですから(おせちもお雑煮も、全然好きじゃないし)、 日常プラスアルファぐらいのもんで、 日常との一番の大きな違いはテ…

もう出版というくくりで語る時代じゃないと思う

headlines.yahoo.co.jp 出版業界が斜陽に入って久しいとされ、 紙媒体が売れなくなっていることを嘆き、雑誌が減っていることを残念がり、 だけれど、そんなの時代の流れで当然だと思う。 おっ!ってのはときどき、あとは見とくか、の資料として買うぐらい。…