人ではなく自分に向かっていくのかもしれない
すごいなぁ。
それしか言葉が出ない。
(テニスの話、ね)。
もう全盛期は終わった、なんていわれていたけれど、なんのその。
ここ数年の凄まじさ、たるや。
ロジャー・フェデラーも同じ。
このベテラン2人が大活躍している様子は、
10年前に時間が戻った?な気になる。
レベルが違う。
支えているのは、メンタルの強さ、が大きいンだろうけど、
勝つことが相手に、もだけれど、どんどん自分に向かっている感じ。
それを克服して優勝しちゃったりするから、感動するんだろうなぁ。
やることはあるんだけれど、ね
7月上旬発売の食書籍がほぼほぼ終了。
9月上旬発刊の食書籍に向けてダッシュ!なんだけれど、
週末は気持ちをひと区切りする意味もあり、
頭の中ではあれこれ考えながら、やったのは別のこと。
何をやっていたか、っていうと、やっと衣替え。
といっても衣替えというほどの明確なものではなく、
夏物を取り出しやすいところに移動させる、なのですが、
うきうきする色使いやデザインの服を見るだけで、気持ちはあがるなぁ。
顔立ちのせいもあるのだけれど、私はぱっきりとした色が好きで、これがまたよく似合う(と本人は思っている)。
ここのところお籠り作業が多くって、撮影などの場でも動きやすさ優先で、
カジュアルというよりもスクラッピーな恰好をしているのだけれど、
気持ちをアップさせるには、音、もだけれど、視覚(を身に纏うこと)も大事かも。
明日からはおしゃれして仕事するとしますか、ね。
頭の中のこんがらがった毛糸をときほぐすように
7月上旬発売の食書籍のメドがたち、
さあ、9月上旬発売の食書籍にがっぷりかかりますよ!な状況にやっとなったのですが、
頭の中にいろんなものを放り込んだ状況なので、
まずはこれをときほぐす作業からしないと。
7月上旬発売の食書籍の最後の山を迎えたときに、
一方でつらつらと考えていたことにいよいよ着手するときが来ました、ってわけです。
目的地は見えているけれどそれまでの道のりが茫洋としていて、
これからまた長い航海が始まるのかぁ、と思うと、
手元にあるのはざっくりとた地図とコンパスぐらいで、
あとは天気や波の状況でその都度進路をとっていく、って感じ。
不安、というよりも、わくわくの方が断然大きいんですけどね。
ランサム・サーガの主人公になったつもりで航海に出かけますか。
アイアイサー!
今ごろニュース、とはこれ如何に
10日ほど前かな。
ラジオをつらつらを聞いていたら、その番組はニュースを掘り下げることを意図している番組なんだけれど、
EUの欧州委員会が、使い捨てのプラスティック(ビニール)製品をやめよう(ストローとかね)の提案公表が取り上げられていて
(海洋プラスティック汚染の原因だから)、
そこで初めて知ったような口調で話が展開され、
ものすごおおく不思議な感じがしたのでした。
もう何年も前からヨーロッパでは大きな議題になっていて、
プラスティック製品に限らず、紙コップとか、
スーパーマーケットやコーヒーチェーン、航空会社の取り組みがそのたびごとに大きく取り上げられ、話題になっていて(↓)、
確かに欧州委員会の提案公表という意味ではつい最近なんだけれど、大きなうねりをあげ始めたのは何年も前で、
その報道の仕方のギャップにただただ驚く
(今はいい時代になったので、いち個人でも各国ニュースが瞬時にキャッチできるのです。
私は食が専門なので、この手のニュースは否が応でもことあるごとに目に入る、ってこともありますが)
テレビをおいていないのでわからないけれど、
そのラジオ番組ではニュースがテーマだから(でしょう)取り上げたものの、一般的に広く報道された、のかな(そうとは思えないけど)。
ウェブのニュースサイトでちょろっと取り上げたのは見たことがある。
なにかあるとすぐに、たいして考えもせずに欧米の流れにははぁ〜、ごもっとも!って、のっちゃうくせに、
こういうのは、無視。
いや、あえて無視、な気もするんですよね。
このプラスティックの使い捨て製品禁止もそうだし、フードロスもそう。
なんだろう、いまだに経済をいかに回すかが最優先で、産業界におもねてる、っていう図式なんだろうか。
もちろんそれはお金に変わる絶対的な価値基準が現れない限り大事だし、私だってお金はがっちり稼ぎたいと思っている。それが指針としてわかりやすいから。
でも、それはそれとして、環境に対する人々の意識って大きく変わってきているのに、なぁ。
日本で一般ゴミを分別するようになって長いけれど、根本的なところでは流れが起こっていない、起こらない。
20年ほど前、イギリスに住んだとき、分別しないの、と訊いたら、ゴミはゴミだ、と返され、呆れ返ったのに、今は人ん家でゴミを捨てるときとか注意されるし、スーパーマーケットなどにはレジ袋はないし、時代は変わったよ、日本がほとんど変わっていない間に。
欧州のそういう流れを無視するのは勝手にすれば、なんだけれど、
この使い捨てバンバンを今も当たり前のごとくやってるのって、
現在日本に在住、観光でやってくる人をはじめ、オリンピックでより多くやってくる彼らの目には明らかに間違いなく環境後進国に映るんだよね〜。
サーヴィス(おもてなし、っていうんですかぁ)の名のもとの過剰包装とか、
レジ袋、割り箸、プラスティックストローやカトラリーが自動的についてくる、ってどう思うんだろう、どう報道されるんだろう。
時代錯誤もはなはだしい、今の時代にクレイジーだとは思っても、少なくとも間違ってもおもてなしとは思わないでしょう。
どーでもいい精神論的なおもてなし、ふわっとしたクール・ジャパン(この表現、本当に恥ずかしい!)よりも、こういう目に見えてわかることを先進的にやる方がよっぽど得策じゃないの。
(あとインフラね。表示の分かりにくさとか)
今からでも遅くないのでオリンピックをとっとと返上する、ですね。
言い訳。今は集中したいので
7月上旬刊行の食書籍作りがいよいよラストスパートです。
今週、コンセ(最終的な色確認用刷り見本)を見て、修正チェックをして(完全データで戻すので)おわり。
あとは修正チェックで終わり、ってところまで来ていて、
同時進行で9月上旬発売の別の食書籍にも取りかかりたいけれど、
やりはじめたらこれに本腰を入れるのはわかっていて、
でも頭の中は7月上旬刊行の食書籍でいっぱいで、
集中できない!のは目に見えているので、手をつけるのに躊躇している有り様。
できるのは、こまごましたことをやるだけ。
一種のおまじないのようなもので、
別に手を抜く、気を抜くわけじゃないし、だからといって何が変わるわけでもないんだろうけど、
やっぱり確実に手を離れるまでは、気持ちを集中させたい、のよね。
気持ちが高揚しているか、というとそういうことはなく、淡々、と。ただ淡々と。
それにしても毎度のことながら、自分のザル校正に悲しくなるなぁ。
『ドイツパン大全』がグルマン世界料理本大賞2018・パン部門でグランプリに輝きました!
発売はちょうど1年前。
企画提出にはじまり、制作指揮/編集統括(映画でいうと監督ですね)として仕事をした
『ドイツパン大全』(誠文堂新光社刊)が、
グルマン世界料理本大賞2018・パン部門で優勝しました!
世界で1位! これは、うれしい以上のうれしさですねぇ。
フランスの会社が母体となって運営している、<br>
グルマン世界料理本大賞/Gourmand World Cookbook Awards
(日本語サイトはこちら(↓))
今年で23年目を迎え、世界215カ国から1144作品がエントリー。
2018年5月26日(土)&27日(日)に中国・煙台で大賞の発表と授賞式が行われました。
ご案内はいただいたものの、あいにく私は行けなかったのですが、
著者の森本智子さんはご参加なさって、
現地で受賞できたことは、本当によかった!と思っています。
発刊された後、見てくださった方から著者の森本智子さんに出品してみれば?とご提案があり、
じゃあ、せっかくだからそうしましょうか、が出品のきっかけ。
その後、順を追って、
日本のパン部門で1位になった!
世界のパン部門で3位以内に入った!
との連絡をいただき、そして授賞式当日にグランプリ!となりました。
その度ごとにやった!と制作チームで喜び合っていて、
もちろんいい本を作った!自負はあるけれど、
世界の視点で客観的に、となるとわからないわけで、
そもそも賞のためでなく読者のために本を作っているわけで、
それがうまく合致した、というのは感慨ひとしおです。
著者の森本智子さんをはじめ、カメラマンさん、デザイナーさん、裁量を任せて仕事を見守ってくださった出版社の方々、制作にご協力くださった方々、そして読者のみなさま、本当にありがとうございました!
肝心の『ドイツパン大全』はこんな本です(↓)。
まだの方、これを機にぜひお手にとってご覧ください。
これを公言するとびっくりされることが多いのですが
私は、世に出す以上は、売りたい、1位を獲りたい!という思いが強く
(いい本なのに売れない、評価されない、ってのは(確かに時代が早かった、ってことはあるけれど)言い訳であり、傲慢であり、努力が足りないと思う)、
制作サイドはとかく、いいものを作るシンドロームに陥りがちですが、ビジネスである以上、売れてナンボ!のバランスをとりたいと考えています。
その人の資質にもよるんだろうけど
ひと回り若い人たちと仕事をしており、これが刺激的!
仕事に対する姿勢も考え方も。
ひと言でいうと、真摯、っていうのかな。
対等にいろいろ意見を交換できるのもありがたい。
もとはといえば、向こうは声をかけてもらって始まったプロジェクトだけれど、
仕事そのものだけでなく、貴重な機会をもらったなぁ、とつくづく感じています。
大事にしていきたいな。